2回鼻をほじくられた日

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厳しい行動制限

移動は全て隔離されたレーンを通り、主催者の用意したバスで各所へダイレクトに送り届けられます。ホテル内でも、自室以外の自由な行動は制限されていました。

エレベーターにもスタッフの人が立っていて、事前に申請をした時間に動かしてもらう形です。今回、日本チームは15〜16階に宿泊したのですが、恐らくこの2フロアは日本チームの貸し切りだったのかな?

部屋は1人1部屋。部屋から勝手に出ようとすると監視しているスタッフに怒られます。部屋に忘れ物をしたら取りに戻る事も大変です。ベロドロームとホテルの間はバスを事前予約する必要があるので、急に戻る・・・という訳にもいかないんです。戻る事自体は難しくないのですが、会場から出るとなると「誰が出ている」を主催者側が把握する必要があるので、厳しい手順になっていました。

部屋から出るには何階から何人、何時に出るという事を前日までに主催者へ伝え、主催者はホテルのスタッフへ伝達し、指定の時間にエレベーターをホテル側が遠隔操作する感じです。これを前日までにリストを提出し、その時間が近づいたら選手やスタッフ達にLINEで「エレベーター乗っていいですよ」とか「バスが来ました」とか連絡します。

32人分の翌日のスケジュールを前の夜に組み、主催者側へ連絡をしていました。遅刻する人は居なかったのですが「乗れなかったらどうしよう・・・」と心配し、早く部屋から出すぎて怒られちゃった人はいました(笑)

Q:何分前で怒られちゃうんですか?

10分前とかでも怒られましたね。でも到着から数日が経ち、大会本番となる頃にはチームメンバーや、主催者側のスタッフも運営ルールに慣れてきたので、お互いに混乱は減って行きました。

部屋から出たい人がいれば、主催者側へ「何階の誰々が出たいと言っている」とテキストメッセージを送ります。「何人バスに乗ります」とかも。四六時中テキストメッセージを送っていて、スマホが壊れるかと思いました。ずーーーっとスマホ使っているから、電池もどんどん無くなるし・・・。

日本とオンラインの橋渡し

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