東京オリンピックの出場枠獲得、そして日本代表選考の最終戦となった『世界選手権トラック2020』では、脇本雄太ケイリンで銀メダルを獲得。3年連続で男子ケイリンでの銀メダル獲得をし、日本は名実ともにケイリン強豪国の仲間入りを果たした。

成功の裏には数多の失敗もある。東京オリンピックを直前へ控え、全世界の実力が出揃った今大会をブノワ・べトゥ短距離ヘッドコーチはどう振り返るのか。

戦う姿へ誰もが涙した

Q:まずは男子の振り返りから。戦う姿が見られました

男子は数多くの素晴らしいレースを見せてくれました。ケイリンは素晴らしく、スプリントでも「Wow」でした。その姿にスタッフも含め、誰もが涙を流しました。それは彼らが、最後まで“勝つために”戦い抜いたからです。

深谷知広は来年優勝するポテンシャルがある