日本代表チームの現状、将来像、そして競輪へ対する考え…ブノワ・べトゥ監督インタビュー(2/2)

ブノワ・べトゥ監督

トラック競技の短距離ヘッドコーチ、ブノワ・べトゥ氏へのインタビュー後編。

※前編はこちら

日本を表彰台の頂きへ導く男、ブノワ・べトゥ監督インタビュー(1/2)

「メダルを獲得するため」に参加する

監督になって約1年、現在のチームはどれ位に成長していますか?もちろん、見据えているのは2020年の東京オリンピックだと思いますが、それに向けて、いくつか目標設定をされていると思いますが、ご意見をお聞かせください。

私の計画というのは、UCIのレースで良い成果を出すというのが第一目標でした。そして、私が思っていたよりも(早く)良い成果が出ています。アメリカ遠征もそうだし、ジャパン・トラック・カップでは特に良い結果が出ました。

ジャパン・トラックカップ

2017ジャパン・トラックカップで新田祐大選手が9.843を記録

ジャパン・トラック・カップで、新田祐大選手がハロンで9秒8を出し、すごく良いサプライズを見せてくれましたね。脇本雄太選手もハロンで9秒9。こんなに早くレベルアップをするとは思っていませんでした。成長速度は想像以上です。ナショナルチームの選手たちがやるべきトレーニングへ対し、やれていた事が少なかったのです。なので、将来への希望は大きいと思っています。

新田祐大選手

新田祐大選手

次の目標はトラック・ワールドカップ。ここで良い成果を出すことが重要です。

そのあとはトラック世界選手権です。私の頭には、世界選手権へ「とりあえず」参加するという考えは一切ありません。「メダルを獲得するため」に参加するんです。

オリンピックを見据えれば「既に私たちはメダル獲得ができるレベルにある」と、意志表示することを恐れではいけないのです。

選手には、ワールドカップほどのトップレベルのレースでたくさん経験を重ねて欲しいと思っています。習慣化する位に海外のレースで走ることが、ごく当たり前に感じて欲しいですね。

今は習慣化していない、ということですね?

まだ難しいですね。世界選手権も見ましたが、彼らは自信なさげで。

でも、最近はだいぶ変わってきました。毎日、外国人選手と一緒にトレーニングしていたら「実はそんなに差がない」と思えるはずです。時々勝ったりして、自分の方が強い、と感じられれば、コンプレックスも無くなると思います。ジャパン・トラック・カップで外国人選手に勝てた事も、良い影響があったと思いますよ。

競輪と競技のバランス

TAGS

Related Articles