日本を表彰台の頂きへ導く男、ブノワ・べトゥ監督インタビュー(1/2)

ブノワ・べトゥ監督

実はけっこう陽気でお喋り

フランス、ロシア、中国ナショナルチームの監督を歴任。ブノワ・べトゥ(Benoît Vêtu)氏は、西洋人らしい彫りの深い顔立ち、坊主に髭…一見するとコワモテのタフガイといった印象だ。トラック競技のチームを世界の頂点へ導く指導者の鋭い眼差しは、初対面では威圧される。

しかし、ひとたび口を開けばとてもユーモアと温かさに溢れた人物である。インタビュー冒頭で生年月日を訊ねると

「1973年10月29日。靴のサイズはヨーロッパサイズの41、ハーレーダビッドソンとスポーツカーが大好きです!」

ブノワ・べトゥ監督

と、聞いていない事まで答えてくれる、実はけっこう陽気でお喋りな性格のようだ。

中国女子のチームスプリントを世界新記録、そしてリオで金メダルへと導いた男は、競輪発祥の地、日本で短距離チームを表彰台の頂へ導いてくれるのか?まずは、その人物像から解き明かしていこう。

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移動の自由を求め

ハーレーがお好きなんですか?

ええ。

何台お持ちなんですか?

現在は3台持っていて、これまでに10台乗り継いできました。

それはフランスに置いてるんですか?

フランスには2台、日本にも1台あります。

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え、日本にもあるんですか?買ったんですか?

もちろん!盗んでませんよ(笑)コレクターではなくて、一台を大切にしていく方です。フランスにあるバイクは、カスタムオーダーメイドしたんですよ。けっこう手をかけてます。

なぜ、そんなにバイクがお好きなんですか?

私は自由に移動する事が好きなんです。

あと、バイクなら、色々な匂いを感じられるじゃないですか。伊豆は海が近いから、季節や天気によっては海の香りもしますよね。車だとその匂いが感じられません。だから、私はバイクを好むんです。

スピード感を求めてバイクが好きという訳ではないんですよ。もちろん、スピードも大好きなんだけど、スリルは求めていません。自然の移ろいを空気から感じたいのです。

日本でも海辺に住んでいると聞いていますが、だからなんですね。

海の近くには、17歳からずっと住んでいます。いつも海の近くで暮らしてきました。中国ナショナルチーム監督時代の4年間以外海沿いで暮らしてきました。(中国時代は北京に在住)

最初の監督はコフィディスの社長!?

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