あの網戸はどうなった?
そうだ、あの窓!
トルーマンが「面倒くさい」とアルミテープで窓枠へ直接貼り付けていた網戸はどうなったのか?
さっそくチェックしに行こう。
グレーツァーの後ろをついて行くが、なんとも大きな世界王者のお尻。
さて肝心の網戸は・・・幾度もの台風を乗り越え、無事に網戸の機能を果たしていた!!
期待していたのはボロボロの網戸だったのに。
しっかりと残っていたことに驚きを隠せないまま部屋へ戻ると、グレーツァーが悲しそうな顔をしているではないか。一体どうしたの?
「これ見てよ・・・」
トルーマンの部屋にある押し入れから、コアラの人形を取り出すグレーツァー。
「この家に来たばかりの頃、僕がジョー(トルーマン)にプレゼントした人形なんだ。ここにあるってことは・・・」
まさかトルーマンは忘れて行ったのか?
「大丈夫、彼は服もまだここに置いているし、きっと最後に大切な物を全て回収するはずさ!」とグレーツァーを励ましたが「さようならコアラ、安らかに眠れ〜」と押し入れに放り込んでいた。
玄関には取材当日発送予定の自転車。
そして部屋には荷造り途中の荷物。感傷へ浸るには十分すぎる静けさの中、グレーツァーの最終日が過ぎていく。