「ギャル化」しながらジムインストラクターに
種目は何をしていたんですか?
800mです。でも、他の種目もなんとなく「できるんじゃないかなー」って思ってました。
800m以外もやってたんですか?
中長距離種目で高校に進学していたので、途中で種目の変更はできないんです。厳密に言えば、できなくはないんですけど、したくなかった。担当の先生が好きだったから。今もガールズケイリンを観に来てくれたりするし、そう言うのもあって「私、短距離だったらどれだけ上見れたんだろう?」って。能力的に自信を持っていたと思います。
投てきも実はすごい得意で、短距離も走れるし、それこそずっとやっていたから、800mもできるし、バスケやっていたからジャンプ力もあったし、幅跳びもそれこそ学校で一番飛べるくらいだった。だから「私、七種競技できるんじゃない!?」と思って、大学入ったら絶対にやろうと思って行ったんです。でも、いろいろあって大学には入ったけど、陸上部には入れなくなっちゃったから、遊んでました。
そのときに陸上競技から離れてしまったんですか
そうです。それで遊び始めて“ギャル化”してました。休みの日はカラコン付けて、つけまつげもして。けど、高校生の時も普段は真面目に練習しながらも、休みの日は遊んでたので、豹変したってわけじゃないんですよ。頭に大きなリボンとかつけてましたもん。
ちなみに、好きなファッションの系統とかは?
JJはよく読んでますけど、着ている服はJJっぽくないです。好きなものを着るスタイルなので、なんか趣味が違う人から見たら「え、だっさ」って思うような服とかでも着ますね(笑)、肌を見せていく感じとかは好きです。
他に興味があったものは?
周りにあんまり興味はなかったのかも。けど、ギャル時代にジムでインストラクターをやっていたんですよ。スタジオが満員になるくらい人気だったし、個人のマンツーマンのレッスンもジムの中で一番の人気者でした。腹筋が割れてるギャルだったんです。
それは自分の体を美しくしていくことへの興味なのか、それとも単純に肉体の限界を追求する求道者のような感じなのか・・・
求道者だったと思います。自分で決めたことが折れなくて、すごく辛い。ダイエットとかやるって決めたらやばいですよ。もうめっちゃやるんで!!
高校もスポーツ科学化っていう学科にいて、大学も体育大学で、ジムもインストラクターのライセンスも取っているので、体中の筋肉についての勉強はすごくしました。
・・・後編「お金よりやりたいことがある」へ続く