「競輪」と「ケイリン」へ対するメンタルの違い

渡邉一成

KEIRINグランプリ2018レース直前

メンタルの面だと、公営競技の競輪と競技のケイリン、どちらがやりやすいですか?

公営競技の競輪は気持ちが乗ってる時はある程度走れます。ただ、昨シーズンの世界選手権終わりに出た競輪のレースは気持ちが乗らず、全然走れませんでした。

競技のケイリンはさっき言った通り、乗れている時は気持ち良く走れます。でもそうじゃない時は受け身というか、迷いながら走っているんですよね。攻撃的な顔じゃなく、困った顔で走ってるみたいな。

その差があります。なのでどちらが得意とかではなく、どちらの方が気持ちを込めて走れるかなんですよ。タイミングによって違うという事ですね。

競技で世界と戦うこと、その難しさなども感じますよね?

ワールドカップは本当に難しいと思います。クラス1のレースとは展開がちょっと違いますし。選手同士の思惑が複雑に絡むから、そこを僕が気にしちゃうんです。「こいつどうやって動くのかな?何するんだろう?」って。それをブノワコーチにも見透かされていて、大目玉を食らいます。その点、思い切りレース出来ているのはワッキー(脇本雄太選手)と河端(朋之選手)。2人は他の思惑を考えずレースしていると感じます。

河端朋之

河端朋之選手は2018世界選手権でケイリン銀メダルを獲得。メダル獲得は日本人として25年ぶり。

だからハマる時は強いのですね。河端選手は世界選手権のケイリンで銀メダルを獲ったレースで「何にも考えていなかった」と言っていましたし。

そうですね。受け身のレースをしてしまうと負けてしまうと思うので、自分は焦っちゃうんですよね。受け身のレースが出来ないって事は、もう攻めるしかないじゃないですか。つまり早め早めの動きをしなきゃいけない。ここから動いたら〜とか考えたりして、また悪い方に行ってしまう。

メンタル面の克服は本当に厄介なんですね。

そうですね、やっぱりそこが1番大きいのかなって。

4年間は本当にキツい