仲間を信頼して独走

そして決勝では、最初にブリッツェンの小野寺が集団から抜け出て2ポイントを連取。3ポイント目はブリッツェンの岡とマトリックスの佐野が激しく競り合って、岡がポイントを獲得した。岡はそのまま独走体制に入ると、4ポイント目と5ポイント目もさらって、5-0とワンサイドゲームでブリッツェンが優勝を手にした。

岡篤志のコメント

「3ポイント目を佐野さんと競り合ったあとに、後ろを見たら離れていたのでそのまま行こうと思った。残り2周を逃げ切れるかどうかは分からなかったけれども、もし自分が捕まっても、またチームメイトの誰かが行ってくれるだろうと信頼して、そのまま踏み続けました。レース前には細かい作戦を立てていなかったのですが、それが思い切りの良さになったのかなとも思います」

シャンパンファイトならぬ「炭酸水ファイト」で喜ぶ岡

レース後には出場選手が出口で観戦客を見送るというサービスもあり、平日夜に集まった500人近い観客は満足そうな表情で会場をあとにしていた。

関連記事:「トラックフェスティバル’18」フォトギャラリー