Q:では個人的な質問へ。彼女はいますか?
はい。日本で経験したことは全部電話で話しています。新たに発見した寿司屋とか、地元のスーパーマーケットのこととか。僕たちにとっては日本のスーパーマーケットは驚きですよ。謎の物がたくさん陳列してますから!
あと東京の明るさ、せわしなさとか。東京では皆忙しそうにしていますし、美味しい食べ物もたくさんあります。まあニュージーランド全体で400万人くらいしかいないのに、東京には1,000万人以上いるのだから当然ですよね。だから忙しそうにしているのも良くわかります。そのような忙しさ情報を共有することも、僕たち2人にとっては楽しい事なんです。特に、なんというか…アジアのぐちゃぐちゃな感じですね(笑)変な話ですが、伊豆では地元のスーパー巡りを彼女としたいです(笑)日本語はまったく読めませんが「これは何だろう?」と、いろいろトライしてみることが大事だし、楽しみなんですよ。外で食べるときは、メニューに写真があるかどうかを確認するのが大事ですね(笑)
Q:家族構成について教えてください。
両親と、兄と妹がいます。家族では誰も自転車競技をやっていません。両親が趣味でロードバイクに乗るくらいで、僕が勝手に自転車競技を始め、情熱を傾けるようになったんです。
Q:何があなたを自転車競技に駆り立てたのだと思いますか?
自転車競技はテレビでよく観ていて、選手たちの気迫がとても好きでした。それに感化され、限界まで速く走ってみよう!と挑戦してみたりね。そして情熱は留まることなく、大きな都市に行っても、更に速く走ろうとしたり…自分の脚質が短距離を早く走ることだと知りませんでした。
15歳の時にベロドロームで走りだしたので、もう10年以上も前の話ですね。
Q:自転車トラック競技を始める前には、何か別のスポーツをやっていましたか?
サッカーのゴールキーパーを少々。ただ、自分には才能がないことは良くわかっていました。続けていても、欧州チャンピオンズリーグには出れていなかったでしょうね(笑)5歳か6歳のころから15歳まで続けていました。
Q:自転車競技を始めて、世界チャンピオンにまでなっていますが、最初からなれると信じていましたか?
実は一度も世界一になれるなんて考えたことはありませんでした。ただ、同時に「無理だ」とも思っていませんでした。いつもの練習で改善点を見つけ、情熱を持って競技に取り組み続けて来ました。目標を持ってやることは大事なのですが、僕の場合は1つ1つコツコツとです。今、世界チャンピオンになれていることはとても奇妙な気分ですよ(笑)