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2回戦敗者復活戦 脇本雄太 vs シュテファン・ボティシャー
3回戦に進むため、残り4枚のキップをかけて行われた敗者復活戦。脇本の相手はドイツのシュテファン・ボティシャー。2013年にこの種目の世界チャンピオンになった経験がある強豪だ。

シュテファン・ボティシャー
再び内側からのスタートとなった脇本。笛の合図と共にスピードを上げて自分のペースに持ち込もうとするが、ボティシャーがこれを嫌っていきなり前を取る。脇本も負けじとすぐさま前を取り戻し再び主導権を握った。
右に左に位置を変え、さらなる仕掛けのタイミングを測るボティシャー。そんな動きを冷静に見極めながら加速する脇本。

ケニーとの一戦の反省から、今度は早めにスピード勝負に持ち込んだ。残り1周の鐘を聞く手前からパワー全開で逃げる脇本。こうなれば武器であるスピード持久力が最大限に活かされる。
結局脇本はボティシャーの追撃を全く寄せ付けない走りで先着。3回戦へのキップを手にした。
なんとか勝ちあがれた
全身が痛い、肺が焼けそう、吐きそう、だけど全てに打ち勝って明日も勝負します!— 脇本 雄太 (@yuta_wakimoto) August 4, 2021
5日に行われる3回戦は、ベスト8進出をかけた戦い。脇本の対戦相手は、200mタイムトライアルの世界記録(9秒100)保持者、トリニダードトバゴのニコラス・ポールとなる。
Text:伴達朗
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チケットホルダー向け新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン(Ver.1 2021年6月23日)