日本だけでなく、オランダのBEAT Cycling Clubなど、世界各国にあるUCIトラックチーム。名称も変わり(旧:トレードチーム 新:トラックチーム)、新たなシリーズ戦「ネーションズカップ」もスタートする。
ところで、トラック競技の大会スケジュール、名称などの変更が発表された際「ネーションズカップにトラックチームは出場できない」ということで一悶着あったことはご存知だろうか?
本記事ではこの「トラックチーム除外問題」がどのような顛末を遂げたか、ご紹介する。
最大の決戦の地「ネーションズカップ」
世界選手権とオリンピックに出場できないトラックチームが世界の舞台で戦える最も大きな大会。それが「UCI ネーションズカップ」だ。世界中のナショナルチームと*トラックチームに出場権が与えられているため、トラックチームにとっては最大規模の国際大会となる。
*所属選手が一定のUCIポイントを保持しているトラックチームのみ出場可能
獲得できるUCIポイントも高く、トラックチームに所属する選手にとっては自身の実力と可能性をアピールする最大の場。
しかし、本大会が「UCIトラックワールドカップ」の後継大会として発表された当初、UCIにより参加チームはナショナルチームのみに制限されていた。
BEATやHUUB、dream SEEKER等トレードチームがワールドカップ出場除外、大会数縮小などUCIがトラック競技大会を大幅変更
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