2021年3月30日、Dream Seeker Racing Team(以下ドリームシーカーと記載)にトラック競技ナショナル強化選手B(アカデミー)に所属する小原佑太が加入すると発表された。
2016年に発足したチームのメンバーは2019年トラック世界選手権男子ケイリン銀メダルの新田祐大を筆頭に深谷知広、東京オリンピック代表に内定している小林優香、同じくBMXレーシング種目に内定している長迫吉拓、競輪選手の浅井康太、和田真久留、そして今回新加入となった小原佑太の計7人のチームとなった。
小原佑太プロフィール
1996年生まれ、25歳。青森県出身。高校時代から自転車競技を始める。競輪選手として2019年7月にデビューし、同年12月にはS級2班に昇級。大学時代にナショナルチームに所属していたが、怪我が原因で一度はナショナルチームから外れ、再び舞い戻った。2024年パリ五輪での活躍が期待されている若手選手。
新加入 小原佑太選手インタビュー
Q:どのような経緯でドリームシーカーに加入となったのでしょうか?
新田選手からお話をいただいたのですが、4月から始まるネーションズカップのチームスプリント種目、その第1走として走らせていただくということになり加入が決定しました。
Q:ワクワク感などありますか?
はい!深谷選手と一緒に走れることにワクワクしています。雨谷選手とも話しをていて「後のことは任せた」と言われたので、しっかりやっていきたいです。
※雨谷一樹:2020年世界選手権後にトラック競技から引退し、競輪選手としての活動に専念している。それまで日本チームのチームスプリント第1走をけん引し、2019-20シーズン第4戦の同種目金メダル獲得を含め、数々の国際大会で表彰台に上がった経歴を持つ
Q:そうなのですね!?でも同じチームに長迫選手もいるような?
同じチームということで、より一層高め合えればと思っています。そういった点でも凄く楽しみです。
※長迫選手はトラック競技とBMXの二刀流。トラック競技ではチームスプリントの第1走を主戦場としている。BMXでは東京オリンピックBMXレーシング種目の代表に内定している
Q:これまでの自己ベストはどれほどなのでしょうか?
練習時に17秒8を出しています。今年中に17秒前半のタイムを出せるようにと深谷選手と話していて、目標にしています。
Q:改めてチームに入っての目標は?
所属するからにはチームとして世界一を目指します。そして競輪では「ドリームシーカーの小原」と見られると思うので、しっかりと恥ずかしくない成績を残せることを目標にしていきたいです。
2020年10月に加入が発表された中野慎詞、そして今回の小原佑太とパリ五輪を狙う若手が揃ったドリームシーカー。残念なことに4月下旬に予定されていたネーションズカップ第1戦は中止が決定したが、国際舞台で活躍する日が待ち遠しい。