日本代表、何食べる?

アスリートにとって、食事・トレーニング・休養は日々の生活に欠かせないもの。

以前「トラック選手の肉体を作る為の食事」についてご紹介したが、選手達は具体的にどのような食事を食べているのだろうか?

食わねば勝てぬ トラック選手の肉体を作る”勝つ為の食事”とは?

2021年1月に行われた日本ナショナルチームの合宿に帯同し、代表選手達の1日の食事内容についてインタビュー。強靭な肉体を作るための秘密に迫る。

今回は筋骨隆々な短距離チーム編。

※インタビューはスタッフ全員がPCR検査陰性及び新型コロナウイルス感染防止対策の上で行われました

「野菜が多め」新田祐大

Q:普段食べているものを教えてください。

朝は食パン2枚。蜂蜜40g、オリーブオイル大さじ2杯、ヨーグルト200g、水、以上です。

Q:毎朝それですか?

そうですね、ルーティンです。カロリー的な理由もありますが、パンなら海外のどこに行ってもあるけど、ご飯はそうもいかないですよね。そんな理由もあって、普段からパンにしています。

本当は食パンがいいんですけど、全粒粉とかくるみ入りとか、まちまちです。大会の時もこんな感じですね。

Q:合宿の際も同じでしょうか?

同じメニューです。

今日の練習は午前ウェイトで午後がキツくて食べられなくなるので、午前中多めで調整しています。

Q:いつもの練習での昼は?

昼は消化の良いものを食べています。麺類が多くて、最近はそうめん。そうめんのみで、入れてもネギくらいです。昼は糖質を摂って終了にしていますね。食事が原因で練習のパフォーマンスが下がると意味がないですし、昼にタンパク質を摂らなくても、他の時間に摂れますので。深谷(知広)など、他の選手はもっとビックリするものを食べていますよ(笑)

夜は昼に摂れなかった分のタンパク質を摂るようにしています。

Q:では夜はどのようなメニューですか?

量を食べ過ぎないようにしています。炭水化物とタンパク質を摂りすぎないように、なるべく野菜を多めにしています。

Q:サラダがとにかく多いと・・・

はい。一般人の2〜3倍多く摂っていますね。満腹中枢を刺激できるように、野菜を先に食べています。20分経ってからメインを食べれば規定量で済むので、この方法で調整しています。

Q:よく食べるメニューは何でしょうか?

もらった食材で作るので、それによりますね。最近はSNSに料理をアップしたのがきっかけで、知人の釣った魚をもらっています。大体肉ではなく魚。刺身、焼き魚が多いですね。

Q:ご飯と味噌汁はどうでしょうか?

大量に炊いた米を冷凍しておいて、都度チンして食べています。味噌汁は好きじゃないのもあって、汁系は飲まないです。

あとは、食後に胃袋落ち着かせるために糖分を摂ります。果物やヨーグルトですね。夜も蜂蜜を摂って、お腹に蓋をします(笑)大体こんな感じです。

”最強カレー”が力の源 深谷知広

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