ポディウム(Aチーム)とアカデミー(Bチーム)に分けて育成
HPCJCは「オリンピックや世界選手権などの国際大会を通して、日本の自転車競技を卓越した競技に育て上げる」というミッションのもと、有望なトラック選手を発掘し、育成することが目的だ。
選手らをPodium(ポディウム/メダル獲得を目指す選手=Aチーム)とAcademy(アカデミー/次世代選手=Bチーム)に分け、年間を通してトレーニングを実施している。
スタッフはプロフェッショナル集団
強豪国に追いつき、そして追い越すことを目指し、HPCJCには豊富なスタッフが集められている。
ブノワ・ベトゥ(短距離ヘッドコーチ)、ジェイソン・ニブレット(短距離コーチ)、クレイグ・グリフィン(中長距離ヘッドコーチ)などの世界に名だたるコーチたち。
そして医学、栄養、メンタルをサポートするメディカルスタッフや、ボディメンテナンススタッフ、スポーツサイエンスやメカニックなどの自転車専門スタッフ。そしてチーム運営のために必要な通訳スタッフやマネジメントスタッフ。世界一を目指すために必要なあらゆる人材が集結し、選手たちをサポートしている。
専門的設備も充実
HPCJCは「人」だけでなく、選手とチームが最大のパフォーマンスを発揮するための「環境」にもこだわる。
オリンピック会場となる伊豆ベロドロームを本拠地とし、メカニックルームやメディカルルーム、トレーニングジムなど、選手が効果的&効率的、そして安心してトレーニングできるような環境を整備。
また選手のパフォーマンス向上のため、風洞実験などを実施している。
今後もHPCJCを紹介していきます!
本記事ではHPCJCの理念や組織構成に触れながらその全体像を紹介した。世界一を目指す「トレーニングセンター」であるHPCJCについて、今後も紹介していく予定だ。
これまでのインタビューシリーズはこちらから:
HPCJCって何?全体統括のミゲル・トーレス氏インタビュー前編
【前編】クレイグ・グリフィン 「コーチ歴30年」ベテランは日本チームをどう見る?/中長距離ヘッドコーチ インタビュー前編
共に勝利を掴むために「縁の下の力持ち」メディカルスタッフの仕事/HPCJC医療スタッフ・インタビュー
【前編】機材スポーツを最高峰で支える、チームメカニックの仕事/トラックナショナルチーム HPCJC メカニックスタッフ・インタビュー