名コーチ、突然の脱退

イギリスナショナルチーム女子中長距離コーチであるポール・マニングが、チームから脱退する事がイギリスの新聞社「The Times」によって明らかになった。

マニングは、2008年の北京オリンピック後に選手としては引退し、2009年からイギリスナショナルチームの中長距離コーチとして活躍してきた。ロンドン、リオデジャネイロオリンピックと女子チームパシュート2大会連続の金メダル獲得や、多くの国際大会での成績に貢献した名コーチ。

東京オリンピック開催まで8ヵ月を残す中、マニングがチームを脱退した理由については明らかにされていない。

イギリス黄金時代の立役者

BEIJING - AUGUST 18: Gold medalists Paul Manning, Ed Clancy, Geraint Thomas and Bradley Wiggins of Great Britain celebrate after the Men's Team Pursuit Finals at the Laoshan Velodrome on Day 10 of the Beijing 2008 Olympic Games on August 18, 2008 in Beijing, China. (Photo by Mike Hewitt/Getty Images)

写真左端がマニング。

ポール・マニング(Paul Manning)は、イギリス出身の46歳。

プロロード選手兼トラック選手として活動し、「ツール・ド・フランス」を制したゲラント・トーマスやブラッドリー・ウィギンスと共に男子チームパシュートでイギリス黄金時代を築き上げた内の1人だ。

2005年、07、08年には男子チームパシュートで世界王者に(2008年に世界記録更新)。

オリンピックではシドニー(銅メダル)、アテネ(銀メダル)、北京(金メダル)と3大会連続でメダルを獲得した後に選手を引退。

2009年からはイギリスナショナルチームの男子中長距離コーチとして8ヵ月を過ごし、2010年4月から女子中長距離のコーチとなった。

コーチになってから3年後の2012年には、ロンドンオリンピックと2012年世界選手権女子チームパシュート優勝の功績が称えられ、イギリスのコーチング連盟「UK Coaching」から「ハイパフォーマンスコーチ・オブ・ザ・イヤー」を受賞。

また、2016年のリオオリンピックで大会2連覇を果たすと共に4:10.236で世界記録の更新(2020年11月19日現在)にも貢献した。

直近の大会では2020年11月11日〜15日にブルガリアで開催された「2020UECトラックヨーロッパ選手権」の女子チームパシュートでチームを優勝に導き、2018年から3年連続となるヨーロッパチャンピオンチームへと育て上げた。

まさに”無敵のイギリス”を育て上げた名コーチである。

「チームへの貢献を誇りに思う」マニング コメント

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