2020年11月5日から8日で群馬県前橋市・ヤマダグリーンドーム前橋で開催された『2020(第89回) 全日本自転車競技選手権大会 トラック・レース(エリート・パラサイクリング)』。大会期間中に男女エリートでそれぞれ11の種目が実施され、各種目の日本一が決定した。

本記事ではエリート種目の結果をまとめてご紹介していく。

1kmタイムトライアル

新田祐大

1位 新田祐大 JPCA/Dream Seeker Racing Team 1:01.551
2位 中野慎詞 岩手/Dream Seeker Racing Team 1:02.011
3位 小原佑太 JPCA 1:02.260

入賞した3人とも大会記録を更新。なお4着となった寺崎浩平も1:02.374で大会記録を更新している。

レースレポート:「鉄パイプで殴られ続けるよう」新田祐大が苦しみの果てに優勝・1kmTT

500mTT

1位 山本さくら 鹿児島/CIEL BLEU KANOYA 36.141
2位 佐藤水菜 JPCA 36.401
3位 松井優佳 鹿児島/同志社大学 37.243

スプリント

深谷知広

【男子】

1位 深谷知広 JPCA/Dream Seeker Racing Team
2位 山﨑賢人 JPCA
3位 新田祐大 JPCA/Dream Seeker Racing Team

2019-2020シーズンのトラックワールドカップでメダルを量産した深谷が優勝。予選の200mFTTでは9.672を記録し、大会記録を更新している。

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【女子】

1位 太田りゆ JPCA/TEAM BRIDGESTONE Cycling
2位 梅川風子 JPCA
3位 小林優香 JPCA/Dream Seeker Racing Team

予選の200mTTにて、太田が10.936を記録し大会記録を更新。自身初の全日本スプリント優勝を果たした。

レースレポート:太田りゆ自身初の全日本スプリント優勝で大歓喜

ケイリン

【男子】

1位 深谷知広 JPCA/Dream Seeker Racing Team
2位 脇本雄太 JPCA/TEAM BRIDGESTONE Cycling
3位 河端朋之 JPCA/JPC

東京オリンピック代表内定の脇本、新田、2018年世界選手権銀メダリストの河端を抑え、深谷が優勝。日本のケイリンの層の厚さを国内に、そして世界に見せた。

レースレポート:深谷知広、ケイリン東京オリンピック代表撃破の大会2冠

【女子】

1位 梅川風子 JPCA
2位 小林優香 JPCA/Dream Seeker Racing Team
3位 太田りゆ JPCA/TEAM BRIDGESTONE Cycling

2020年にナショナルBチームに加入した梅川が、デビュー戦となる今大会で全日本チャンピオンの座を獲得した。

レースレポート:梅川風子がデビュー戦で全日本チャンピオン・女子ケイリン

チームスプリント

【男子】

1位 チーム・ケイドリームス1 荒川仁、寺崎浩平、山﨑賢人 59.930
2位 Dream Seeker Racing Team 新田祐大、中野慎詞、深谷知広 DNF
3位 JPCA 小原佑太、新山響平、松井宏佑 1:00.576

予選で日本新記録&大会新記録を出していたDream Seeker Racing Team(予選メンバーは長迫吉拓、深谷知広、中野慎詞)だが、決勝戦では機材トラブルでDNFという結果に。

【女子】

1位 JPCA 太田りゆ、梅川風子、小林優香 1:09.572
2位 鹿児島県自転車競技連盟 山本さくら、成海綾香、松井優佳 1:11.093

ルールが変わり、1チーム3人制で行われる初めての公式試合。出場チームは2組のみだったが、自動的に今回の記録が大会記録&日本記録となった。

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中長距離種目

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