2020年11月5日から8日にかけて、群馬県前橋市・ヤマダグリーンドーム前橋で開催の『2020(第89回) 全日本自転車競技選手権大会 トラック・レース(エリート・パラサイクリング)』。
初日の5日には男女チームスプリントの決勝までが行われた。
男子は2019-20シーズンのワールドカップで金メダルを獲ったメンバーに加え、中野慎詞を加えたドリームシーカー(DreamSeekerRacingTeam)を破り、ナショナルBチームのメンバーで構成されたチームケイドリームス1(荒川仁/寺崎浩平/山崎賢人)が優勝を果たした。
そして今大会から国内では初採用となった女子の3人制チームスプリント(2019-20シーズンまでは2人だった)、その初代チャンピオンチームとなったのはJPCA(太田りゆ/梅川風子/小林優香)。
※今大会のバンク周長が335mのため、チームスプリントのタイムは通常の250mトラック3周ではなく、335mトラック3周のタイム
男子チームスプリントの勝ち上がり/ルール
今大会では予選→決勝/3位決定戦という形でレースが進む。
予選1位と2位が優勝をかけて決勝へ。予選3位と4位のチームが3位決定戦へ。チームは3人1組。1列棒状となって進み、1周ごとに先頭が隊列から離れていく。最終的に残った選手のフィニッシュタイムがチームのタイムとなる。
エントリーは計11チーム。予選は下馬評通り、ドリームシーカーの3人(長迫吉拓/深谷知広/中野慎詞)が58秒926で日本記録を更新してトップで決勝へと駒を進めた(※それまでの日本記録は2019年に中央大学が記録した59秒411)。
そして予選2位はチームケイドリームス1(荒川仁/寺崎浩平/山崎賢人)でタイムは1分0秒059。3位はJPCA(小原佑太/新山響平/松井宏佑)でタイムは1分0秒617、4位には新潟県(二ノ宮隆輝/治田知也/滝本幸正)でタイムは1分2秒455。
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