2020年11月11〜15日(現地時間)『2020UECトラックヨーロッパ選手権』がブルガリア中部に位置する第2の都市プロヴディフで開催される。コロナ禍における開催であり、オランダやフランスなどが欠場。それでも東欧州諸国を中心に男女合わせて計21ヶ国が出場予定だ。

本記事では注目国および大会プレビューをお届けしていく。

男子、2024への戦いの口火を切る

26 February 2020, Berlin: Cycling/track: World Championship, team pursuit, men, qualification: The team from Russia, consisting of Nikita Bersenev, Lev Gonov, Ivan Smirnov and Kirill Sveshnikov, rides on the track. Photo: Sebastian Gollnow/dpa (Photo by Sebastian Gollnow/picture alliance via Getty Images)

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男子エリート エントリーリスト(PDF)

男子はロシアが参加国中で最多の22人がエントリー。デニス・ドミトリエフを筆頭にヤクシェフスキーら世界選手権の出場メンバーへ加え、多くの若手選手がエントリー。中長距離チームでは10月に開催された『UECジュニア/U23トラックヨーロッパ選手権』のマディソンで勝利したイバン・スミルノフとレフ・ゴノフへ注目したい。

オランダやフランスといったトラック強豪国が不在となる中、ドイツから唯一エントリーリストへ名を連ねたのが元世界王者/オリンピックメダリストのマキシミリアン・レビ。イギリスは中長距離チームのみがエントリーとなり、短距離種目でメダルを争うのはレビ、前述のドミトリエフ、W杯で深谷知広と激闘を繰り広げたポーランドのルディク、そしてリトアニアのレンデルが有力だろう。

チームパシュート強豪国のイギリスとイタリアのメンバーは若手の選手が多い様子。2020世界選手権トラックで世界記録を更新したデンマークも不在の中で、次世代の選手らがどういった活躍を見せるのかを注視したい。

繰り返しとなるが、今大会の出場選手は各国ともに若手選手を中心にエントリーしており、既に2024年パリオリンピックに向けた戦いが始まっているとも読めそうだ。

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王者vs王者の女子チームパシュート

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