2020年7月28日~8月2日、オリンピック本番を想定した「予行練習」が、伊豆ベロドロームで非公開で実施された。これはオリンピック本番と同様の日程・タイムスケジュール、レース前の準備など、全てを本番同様としたトレーニングである。

初日は東京オリンピックの日程同様に男子チームスプリントが実施された。

ナショナルA&Bチーム総動員となったレース、長く第1走のレギュラーメンバーであった雨谷一樹が競技を引退し、空いたポジションを得たのはBMX日本代表に加えて同種目で東京オリンピック代表にも内定している長迫吉拓である。 レギュラーチームの編成は長迫-新田祐大深谷知広の3人。その他の選手たちはメンバーを組み替えながらレースを実施した。

オリンピック予行練習概要

3人1組のチームを4組結成。予選→1回戦→決勝の3本を走る想定で、全チームが3回走る。

レースは2019-20シーズンのW杯第5戦で金メダルを獲得した長迫-新田-深谷トリオが圧巻の走りを見せて最速タイムを出し続ける。3人の記録は1本目が43秒752、2本目が43秒446、3本目が43秒470と全4チーム中唯一43秒台を出す結果となった。

その他のチームのベストタイムは小原佑太中野慎詞松井宏佑のA&B混合チームで44秒176。

また、新山響平は組む選手が変わる中でも第2走として絶妙な交代を見せるなど、各選手が今後に向けての貴重な経験の場を得ることになった。

レース後インタビュー

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