ドイツ・ベルリンにて開催中の『世界選手権トラック2020』3日目には女子オムニアムが行われた。日本から出場した梶原悠未がこの種目、日本史上初の金メダルを獲得。去年の世界選手権では4位で悔し涙を流したが、雪辱を果たした。他種目を合わせると1987年の本田晴美、俵信之以来33年ぶりとなる世界選手権での金メダルを獲得した。

オムニアム:レース進み方とポイントについて

スクラッチテンポレースエリミネーションポイントレースの順番に4種目で競う。エリミネーションまでは種目ごとの順位によって決められたポイントが加算されていく。最後のポイントレースでは、3種目終了までに獲得したポイントを持ち点としてスタートし、ポイントを積み重ねていく。最終的に最も獲得ポイントの高い選手が勝ちとなる。

今大会の注目選手

梶原悠未:2019世界選手権4位 2019-2020ワールドカップ第3戦、第4戦と2戦連続の優勝。日本のエース

キルステン・ウィルト(オランダ):2019世界選手権チャンピオン
ローラ・ケニー(イギリス):2012&2016 2大会連続のオリンピックチャンピオン
ジェニファー・バレンテ(アメリカ):2019世界選手権3位、2019-2020ワールドカップ第1戦、第5戦、第6戦の3大会金メダル
レティシア・パテルノステル(イタリア):2019世界選手権2位

第1種目:スクラッチ