第1種目:スクラッチ

女子は7.5km、トラック30周で争われるスクラッチ。単純に30周を最も速く走った選手の勝ちとなる。

レースはゆったりとしながら、しかし緊張感を帯びながら集団が進む。アタックは無く、残り10周を切ると集団が少しずつスピードを上げていく。

残り5周で梶原、ウィルト、ケニー、バレンテなど多くの優勝候補と呼ばれる選手が集まってくると、残り1周となる時に事件が起きた。

梶原が2番手、3番手にウィルトとなった際、外に出ていこうとするウィルトが動いたことで煽りを受けた外側の選手たち。

これにより少し後方にいたベバレッジ(カナダ)が落車。

直後に優勝候補の筆頭ケニー(イギリス)がベバレッジに乗り上げて落車。

そしてスルタノワ(カザフスタン)、サラサル(メキシコ)、ファン・ティンイェン(台湾)も落車に巻き込まれた。

この落車で全員がDNF(途中棄権)となってしまった。

レースは梶原が最後の1周で得意のスプリント勝負に持ち込み見事に1位。続いて2位はバレンテ(アメリカ)、3位にコッポニ(フランス)、4位にマルティンス(ポルトガル)、5位にパテルノステル(イタリア)。

落車を引き起こしたとしてウィルトは降格扱いとなり19位。序盤から波乱の展開となった。

女子オムニアム スクラッチリザルト(PDF)

第2種目:テンポレース