「オリンピックは自分が走る」ということを見せたレース
Q:エリミネーションは厳しい結果となりましたが、どう見ていますか?
エリミネーションでは良い位置で気持ち良く走れていたのですが、前が空いたと思って内側から進んだら走行違反になったのだと思います。
Q:それが最後まで響きましたね
そうですね。でもポイントレースでは冷静に走って、一周追い抜きもしました。その後にザカロフ(カザフスタン)に付いていければ良かったです。最後のポイント周回は、最大獲得ポイントを得たとしても3位に追いつくことは出来ない状態でした。4位になったことが悔しいです。
でもこの時期に4位になることが出来て、確実にオリンピックは自分が走るんだぞということを見せることが出来たレースだったと思います。
コーチが発表していたように、ワールドカップの第2~4戦で良い結果を得た選手が、この後の第5戦、そして世界選手権、オリンピックに出るということでしたので、そのプレッシャーの中で4位とはいえ結果を出せたのは良かったです。レースの結果は出す物ではなく、付いてくる物だと思うので落ち着いて走りました。
Q:今回、事前にインタビューした際に有酸素能力を上げてきたと聞きましたが、実際走ってみて通用するという手応えは感じたのでしょうか?
感じました。実際に走ってみないと分からなかったのですが、スクラッチの時に皆が辛そうな顔をしていたので、自分の成長を実感出来ました。
Q:やはりオリンピックの国内選考の舞台ということで、プレッシャーはありましたか?
プレッシャーは感じていましたが、大舞台の方が自分の走りの精度は上がります。ただ高揚感というか、アガリ過ぎないように冷静にリラックスすることが出来ました。
Q:競輪で培ったスプリント力は健在ですね!
僕は競輪選手でもあるので、集団内でのスプリントには自信がありました。
比べる事からの解放されました。
悔しくもあとメダルまであと一歩でしたが、4位というシーズンベストで終えました。
次は来週のブリスベン、世界選手権からのオリンピックと進んでいきます。
応援ありがとうございました😋 https://t.co/KcOJHoYQZT— Eiya Hashimoto (橋本英也) (@Eiya_Hashimoto) December 7, 2019
と橋本選手のコメントでしたが、本人は始めてのオリンピック出場を事実上決めたことで感無量。いつもの笑顔ではなく、涙を流すサプライズで我々を驚かせてくれました。