女子

決勝の対決はドイツvs地元のイギリス。

ドイツは前回の第1戦でアメリカに敗れるも2位となった強豪。対するイギリスチームは前回は5位。しかしながら今回はチームの絶対的なエース、ローラ・ケニーを欠きながらも予選を1位、1回戦は強豪ベルギーチームを相手に追い抜き勝利を果たすなど、地元開催に合わせて前回大会よりも明らかに調子を上げてきている。

決勝ではイギリスチームは最初からドイツより速いペースで走り、1km地点を先に通過していく。

そこから2km地点、3km地点と徐々にその差が開いていき、最後までドイツの追い上げを許さず4分12秒244のタイムで優勝を果たした。

エースを欠きながらも好ペースを維持して他を圧倒するタイムを出したことで、改めてイギリスチームの選手層の厚さが伺える結果となった。

3位決定戦はイタリアvsフランスとなったが、抜きつ抜かれつのシーソーゲームを制したのはイタリア。決勝のタイムには及ばず4分19秒469でフィニッシュした。

女子チームパシュート結果

優勝:イギリス 4分12秒244
2位:ドイツ 4分14秒522
3位:イタリア 4分19秒469

大会公式リザルト(PDF)

今回出場したのは全8チームだが、その内6チームが4分25秒を切っている。日本が出場した場合のターゲットタイム目安は、4分20~25秒となってくるだろう。ただし、今回の結果から分かるように4分20秒を切らない限り、メダル争いは難しいのが現在の世界のレベルとなっている。