イギリス・グラスゴーで開催されている『2019-2020トラックワールドカップ第2戦』の初日、現地11月9日に男女のチームパシュート種目が決勝まで行われた。男子は前週の第1戦に続きデンマークが連覇。女子は地元イギリスが圧倒的なタイムで優勝を飾った。
チームパシュートのルール/勝ち上がり
チームパシュートは1チーム4人。4kmを走り、3人目のフィニッシュタイムがチームのタイムとなる。勝ち上がりは予選→1回戦→決勝/3位決定戦という形でレースが進む。
男子
決勝まで進んだのはデンマークとイタリアの2チーム。デンマークは第1戦で優勝を果たしているため、2大会連続の優勝を目指す。
対するイタリアは前回大会で3位と表彰台に上がったものの、決勝には進むことが出来なかった。
レースは序盤、勢い良く飛び出したイタリアが最初の1kmを先に通過する。
しかしここからデンマークがペースを上げて1周ごとに差を詰めていくと、2km通過時のタイムはほぼ同時。
そして3kmを走るころにはその差を0.6秒までデンマークが広げることになる。逆転したデンマークはその後もペースを緩めることはなく、イタリアとの差をキープしてフィニッシュ。見事にワールドカップ2連勝を遂げた。なお両チーム共に3分49秒台でフィニッシュし、そのレベルの高さを見せたレースとなった。
3位決定戦はフランス対イギリスの戦い。終盤に隊列が崩壊したイギリスを退け、フランスが先着して銅メダルを獲得した。
男子チームパシュート結果
優勝:デンマーク 3分49秒246
2位:イタリア 3分49秒920
3位:フランス 3分52秒143
今回の予選突破タイムはドイツの3分59秒010。日本が出場をしていた場合、メダル争いに加わるためには3分50秒台前半のタイムが必要となる。