イギリス・グラスゴーで『2019-2020トラックワールドカップ第2戦』も開幕し、日本代表選手は大会2日目の種目から出走。今大会がワールドカップ初戦となる梶原悠未今村駿介中村妃智、そして第1戦で銅メダルを獲得した松井宏佑と、同じく連戦となる小原佑太に大会直前の意気込みを聞いた。

松井宏佑

Final / Men's Keirin / TISSOT UCI TRACK CYCLING WORLD CUP I, Minsk, Beralus

Q:改めて第1戦の銅メダルを振り返りますが、嬉しかったですか?

正直3位になれると思っていなかったので嬉しいというのはあるのですが・・・・・レース内容的には自分の力で獲ったというよりは、流れに乗ったというだけなので、凄く嬉しいというわけではありませんでした。

Q:良い経験になりましたか?

とても良い経験になりました。ロシアで金メダルを獲ったこともあったので、第1戦でも戦えるかなと思ったのですが、ワールドカップは他の選手たちの動き方違いましたね。

やっぱり違うなあ、と痛感しました。自分でちゃんと流れを作らないと勝てないな、と1回戦の段階で思いました。

Q:その前回のワールドカップ初戦の走りを踏まえ、今回の目標などありますか?

やはり前回トップだったラブレイセン、2位だったドミトリエフ、彼らは自分たちから動いてレースを作っているので、そのようなレースを行わないといけません。ただ今の自分の力では厳しいことも分かっているので、あくまで今後の目標です。

第1戦の準決勝では自分から動けて2着に入れたので、あのレースは良かったかなと思います。今回はもっと良い色のメダルを目指して頑張ります。

小原佑太

小原佑太, TISSOT UCI TRACK CYCLING WORLD CUP I, Minsk, Beralus

小原佑太

Q:第1戦が始めてのワールドカップでしたが、感じたことは?

そんなにワールドカップだからという緊張はあまりしなかったです。ジャパントラックカップなどにも来ている選手がたくさんいたこと、そこで自分の方が良いタイムを出していたという自覚があったので、いつも通り走れば良いと思っていました。それでもケイリンは自分の中で思っている以上に走れたのは実感できたので、そこは良いところだとは思います。

Q:スプリントでは世界チャンピオンとも当たりましたね。

はい。世界チャンピオンのラブレイセンの前に1回戦があって、ジェイソンコーチと話し合ってどういう動きが良くてどういう動きがダメなのかアドバイスをもらったので、1回戦は突破できました。2回戦はラブレイセンで・・・まあ対戦してみたい相手ではあったし超えていかなければならない相手なので、この早い段階でそのような選手と戦えたのは良い経験になったと思います。もう気圧されてしまいましたが・・・・・・自分の中で反省しないといけない部分ですね。

2nd Round / Men's Sprint / TISSOT UCI TRACK CYCLING WORLD CUP I, Minsk, Beralus

Q:ケイリンでは思った以上にという言葉が出ましたが、そもそも順位決定戦(結果は9位)に進めると思っていなかったということですか?

敗者復活戦で負けちゃうかなと思っていましたが、先に走った松井選手を見て「これは負けられないな」と思い直しました。順位決定戦ではジェイソンコーチに「行けると思ったところで行け」と指示をもらいました、後からレースの分析をしてもらった際に行くタイミングは悪くなかったと言ってもらえたので、後は自分の脚力を付けるだけだなと思えました。

Q:今回の目標は?

スプリントは2回戦突破、ケイリンは決勝進出です。

梶原悠未、今村駿介、中村妃智