2019年10月中旬、3つの大陸選手権がほぼ同日程で行われていた。日本も参加したアジア選手権の様子は現地取材で詳しくお伝えしたが、この記事では各国のメダル獲得状況をご紹介する。
2019年10月17日〜21日 アジア選手権2020
日本は金メダルを7種目で、銀を2種目、銅を7種目と計16種目でメダルを獲得。特に短距離では出場した種目全てでメダルを獲得という快挙を成し遂げた。開催国の韓国は13種目で金メダルを獲得、そしてメダル獲得種目数はなんと30にも上った。そして中国が19種目でメダルを獲得するなど、日中韓がアジアで飛びぬけていることを改めて示す大会となった。
2019年10月16日〜20日 オセアニア選手権2020
ニュージーランドにて開催。サム・ウェブスターやステファニー・モートンなどの強豪選手以外にも、経験の浅い若手選手が多く出場していた。
2019年10月16日〜19日 ヨーロッパ選手権2020 ※エリートのみ※
開催国でもあるオランダの活躍が印象的となったヨーロッパ選手権。男子短距離では全ての種目でオランダがメダルを獲得。女子中長距離ではキルステン・ウィルトが貫禄の強さを見せた。なお、ヨーロッパ選手権はエリートカテゴリーのみの開催だったため、ジュニア分も加算されている前述2大会よりは全体的なメダル数が少なくなっている。
トラックワールドカップスケジュール
日程 | 大会名 | 開催地 |
---|---|---|
11/1〜11/3 | トラックワールドカップ第1戦 | ベラルーシ・ミンスク |
11/8〜11/10 | トラックワールドカップ第2戦 | イギリス・グラスゴー |
11/29〜12/1 | トラックワールドカップ第3戦 | 香港 |
12/6〜12/8 | トラックワールドカップ第4戦 | ニュージーランド・ケンブリッジ |
12/13〜12/15 | トラックワールドカップ第5戦 | オーストラリア・ブリスベン |
1/24〜1/26 | トラックワールドカップ第6戦 | カナダ・ミルトン |
各大陸選手権の結果でオリンピックランキングにも変動があったため、ワールドカップでは各国が力を入れる種目、見切りをつける種目などが明確になっていくだろう。
今後のレースの結果に注目していこう。