アジア選手権と時を同じくして、オランダにてヨーロッパ選手権が開催されていた。本大会は2020年の東京オリンピックの出場枠を獲得する上で非常に重要な立ち位置を占めている。本記事では各種目の欧州チャンピオンをご紹介する。

【男子】短距離種目

チームスプリント

現世界チャンピオンのオランダが他勢を圧倒。2019年世界選手権優勝メンバーの3人が前評判通りの好走を見せた。イギリス、フランスも世界選手権の時とメンバーは変わらず。主力選手に変化は無いようだ。

順位 選手名 国名 記録
1 ハリー・ラブレイセン オランダ 42.151
ジェフリー・ホーフラント
ロイ・バンデンバーグ
2 ジャック・カーリン イギリス 42.822
ジェイソン・ケニー
ライアン・オーウェンス
3 グレゴリー・ボジェ フランス 43.206
クエンティン・ラファルグ
セバスチャン・ビジエ

スプリント

世界選手権スプリントでワンツーを飾ったオランダコンビ(ホーフラントvsラブレイセン)が今大会でも決勝で対峙する形に。ホーフラントが世界選手権のリベンジを果たし、今年のヨーロッパチャンピオンに輝いた。ホーフラントはチームスプリントと合わせて二冠も達成。

順位 選手名 国名
1 ジェフリー・ホーフラント オランダ
2 ハリー・ラブレイセン オランダ
3 マテウス・ルディク ポーランド

1kmTT

https://twitter.com/QuentinLafargue/status/1185899902628454401

世界チャンピオンのラファルグが勝負強さを発揮し、コンマ差の勝負を制した。奇しくも表彰台の面子と順位は昨年の世界選手権と全く同じ結果となった。日本で短期登録制度で走っていたテオ・ボス(オランダ・BEAT Cycling Club)は惜しくも2位、銀メダルを獲得した。

順位 選手名 国名 記録
1 クエンティン・ラファルグ フランス 1:00.289
2 テオ・ボス オランダ 1:00.409
3 ミカエル・ダルメイダ フランス 1:00.663

ケイリン

強さと層の厚さを見せたオランダ勢がケイリンでも活躍。現世界チャンピオンのブフリは3位となるも、スプリント世界王者のラブレイセンが表彰台のトップへ。短期登録制度で日本の競輪を走っていたドミトリエフが銀メダルを獲得。

順位 選手名 国名
1 ハリー・ラブレイセン オランダ
2 デニス・ドミトリエフ ロシア
3 マティエス・ブフリ オランダ

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