2日目には豪華ゲストたちによる講義や実演走行を実施
2日目の午前中は各グループに分かれての練習からスタート。
練習後には食堂で昼食となったがそこには豪華なゲストの姿が。
昼食後に講義を予定していた太田りゆ選手が参加者と昼食を共にすることになった。
講義前には即席の記念撮影会が行われる場面も
食事を終えると太田選手による「ガールズケイリン選手の日常」をテーマにした講義が行われた。
ナショナルチームで長年活躍を続け、今もガールズケイリンのトップ選手である太田選手から、競輪選手の1ヶ月・1日のスケジュール、食事やトレーニングの内容、女性アスリート特有の身体のケアや体調管理など幅広いテーマについて語られた。
質疑応答の時間では、養成所の試験に合格するまでに行なったことや、競技に対するモチベーションの保ち方など、自身の経験を踏まえた詳細な話もあり、参加者たちは真剣な表情で聞き入っていた。
太田選手自身も19歳の時にトラックサイクリングキャンプ前身の「ガールズサマーキャンプ」に参加したことをきっかけに、翌年に養成所を受験している。まさに人生の転機となったイベントに参加している“後輩たち”の姿に太田選手自身も刺激を受けたという。
世界トップレベルの走りを間近で見学
太田選手の講義を終えると、実演走行の見学が行われた。今回バンクを走ったのは『競輪ワールドシリーズ2026』に参戦中のエレセ・アンドルーズ、へティ・ファンデルワウ、マチルド・グロの3人。世界最高峰の舞台で戦う3人のトップ選手たちに、参加者たちは目を輝かせていた。
3人が走っている様子を太田選手が解説・コメントするという何とも豪華な走行体験となった
3人が並びながら周回走行をした後は、1人ずつ200mハロンのタイムトライアルを実施。トップスピードで駆け抜けていく選手たちの姿を目で必死に追いかける人や、スマホで記録に残す人などそれぞれが貴重な経験を糧にしようとする姿が印象的だった。
質疑応答の時間では、大きな大会に向けての調整や気持ちの作り方、世界でメダルを取るために中学生の頃から身につけておくべきこと、自転車を始めたきっかけなどについて聞かれると、一人ひとりに向き合って回答。世界でメダルを獲得する選手たちに直接話を聞ける貴重な機会となった。
中級者コース バンクの走り方、スタンディングスタートのやり方
中級者コースには自転車以外の運動部から競輪選手を目指そうとする人や、ロードやBMXの競技経験者ではありながらトラックは走ったことがない人たちなど幅広い層が参加。
ほとんどの参加者が初めてバンクを走るということで、2人ずつが周回を重ねながらジグザグ走行を取り入れるなど、徐々にバンクに慣れるための練習を行なった。
落車をしないためにも、下を向かず目線を遠くにしながらスピードを出すことを意識するよう指導された。コーチからは「最初は少し怖がる子もいたけれど、みんな運動神経が良くすぐにバンクも走れるようになった」と成長を感じる瞬間も。
後半にはスタンディングスタートの練習を行い、タイムの計測も行われた。自転車に立った時の重心の取り方や位置の重要性について解説されると、いざ実践へ。
最初はスタート位置で静止するにもぎこちない様子があったが、2本目の練習で順調に駆け出していく参加者たちの姿が。
事故が起きないように練習中の動きや整列などの指導にしっかりと時間をかけるため、1度走ると待ち時間は少し長め。その間も「早く走りたい!」と笑顔で真剣に楽しむ様子が見られた。
3日間を通して、自転車の楽しさに触れる
自転車に乗る楽しさはもちろん、トラック競技ならではのスピード感や、仲間とともに走る喜びに触れた3日間。参加者にとって、それぞれに新しい発見や成長を感じられる時間となったはずだ。
今回のキャンプをきっかけに、これからも自転車に乗り続ける人、競技として本格的に取り組む人、そしていつの日か競輪選手を目指す人が現れるかもしれない。ここで踏み出した小さな一歩が、未来へとつながっていく。3日間の経験を胸に、それぞれが次の一歩を踏み出していく。
More CADENCEでは、参加者や講義を行なった太田りゆ選手の声、また主催した公益財団法人JKAのイベントに対する想いなどを記事として公開を予定している。こちらもご期待いただきたい。