7月から、ナショナルチームの中長距離選手たちがヨーロッパのトラック競技大会やロードレースに遠征で参加している。
そんな中、本記事では特に7月13日(月)〜18日(土)にイタリア・ポルデノーネ市で開催されたトラック競技大会、『6 sere internazionale “Città di Pordenone”』をピックアップ。窪木一茂、兒島直樹、今村駿介、寺田吉騎、垣田真穂、梶原悠未が出場した本大会の様子と、日本人選手が出場した種目の結果についてまとめてお伝えする。
『6 sere internazionale “Città di Pordenone”』とは
2026年で25回目の開催となる、イタリアを代表するトラック競技大会(UCIクラス1)。世界各国からトップ選手が集い、ポルデノーネのオッタヴィオ・ボッテッキア・ベロドロームを舞台に、男女エリートによるUCI公認種目を中心にレースが行われる。
3日間開催からスタートした本大会だが、開催を重ねるごとに競技日数が増えていき、現在では「6sere(六夜)」の名の通り6日間開催となっている。
また、レースだけでなく、照明や音楽が会場を盛り上げるエンターテインメント性も本大会の特徴。「お祭り」のような雰囲気の中、世界トップレベルの戦いが展開された。
大会最終盤の2日間は、同会場で『2026 UEC Track Derny & Stayer European Championships』(「Derny」と「Stayer」はそれぞれオートバイによる先導を伴う自転車競技)も開催され、欧州王者を懸けた伝統種目の戦いも繰り広げられた。
▶︎大会公式ホームページ
▶︎大会公式YouTubeチャンネル(ライブ配信履歴あり)
毎日行われる「本日のマディソン」
本大会(エリート男子カテゴリー)では、UCIクラス1として行われる競技と、6 Sere総合順位の対象となる競技が並行して実施される。総合順位は2人1組のペア単位で争われ、スクラッチやポイントレースなどの個人種目では、ペアを構成する2人が2つのレースに分かれて出場。それぞれ獲得した成績を積み重ねながら総合優勝を目指す仕組み。
特徴的なのは、大会を通じて毎日マディソンが終盤に組み込まれていること。本年は最終日に予定されていたレースが中止となったものの、選手たちは連日マディソンを戦いながら総合順位を争った。
大会終了後、対象となる種目のポイントを合計した総合成績が発表。その結果、窪木一茂・今村駿介ペアは6日間を通じて安定してポイントを積み重ね、総合2位という好成績を収めた。
総合結果
| 順位 | チーム名 | 名前 | 総合ポイント | |
| 1位 | DAAS E CHEMICALS | GALLI NICCOLO’ FIORIN MATTEO |
ニッコーロ・ガリ マッテオ・フィオリン |
58 |
| 2位 | FRIUL INTAGLI | 窪木一茂 今村駿介 |
55 | |
| 3位 | FONDAZIONE FRIULI | DORENBOS YANNE HAVIK YOERI |
ヤネ・ドレンボス ヨエリ・ハビック |
53 |
| 8位 | LE MONDE | 寺田吉騎 兒島直樹 |
38 |
各種目で日本人選手が活躍
総合成績だけでなく、各種目でも日本勢は存在感を示した。男子はポイントレースで今村が金、兒島が銅、エリミネーションで窪木が銀を獲得。
女子では、梶原悠未が個人でスクラッチの銀メダルとエリミネーションの金メダルを獲得。さらに、垣田・梶原ペアがマディソンの銀メダルを手にし、日本勢の実力を印象付ける結果となった。
次ページでは、日本人選手が出場した各種目の決勝結果、および男子総合順位をお伝えする。
