「競輪ワールドシリーズ2026」。10ラウンドある内の第4ラウンドが7月10日~12日に伊東温泉競輪場で開催された。

ガールズケイリン決勝ではパリ五輪ケイリン&スプリントの金メダリスト、エレセ・アンドルーズ(ニュージーランド)と2022世界選手権スプリント金のマチルド・グロ(フランス)、そしてナショナルチームからは仲澤春香(福井)が顔を合わせ、誰が勝つのかに注目が集まる一戦となった。

ここまで圧勝のアンドルーズ 仲澤&グロは互いに鎬を削っての決勝

ここまで「競輪ワールドシリーズ」の4場所全てに出場しているエレセ・アンドルーズ(ニュージーランド)は、2場所目の開催となった小倉の決勝で2着になった以外は、全て1着と強さを見せている。今場所でも初日、2日目を1着として完全優勝を狙う。そして初日でマチルド・グロ(フランス)とのレースで1着となった仲澤春香(福井)、2日目に仲澤にリベンジする形で1着となったグロ、この3人を含む7人が決勝に名を連ねた。

車番 名前 府県
1 仲澤春香 福井
2 佐々木綾 東京
3 又多風緑 石川
4 マチルド・グロ フランス
5 エレセ・アンドルーズ ニュージーランド
6 松本詩乃 東京
7 永禮美瑠 愛知

注目の3人の戦いは僅差の勝負

レースの並びは永禮‐仲澤‐佐々木‐又多‐グロ‐アンドルーズ‐松本の順。

永禮(橙)‐仲澤(白)‐佐々木(黒)‐又多(赤)‐グロ(青)‐アンドルーズ(黄)‐松本(緑)の並びで周回を重ねる

隊列に動きがないまま残り1周半になると、まず仕掛けていったのは5番手のグロ。加速しながら位置を上げていくと、その後ろにアンドルーズも続いていく。

2番手の仲澤もこの動きを見ながらペースを上げていき、最終周回へ。

残り半周を前に仲澤がフルスピードで加速していき先頭へ。

そして後ろからはグロとアンドルーズが他の選手たちをかわして仲澤に迫っていく。

最終コーナーでは内に仲澤、真ん中にグロ、外にアンドルーズと横並びになって勝負は最終ストレートへと持ち越される。

しかし最後に伸びてきたのはアンドルーズ。そして僅差でグロが2着。仲澤は内で粘ったが3着。

アンドルーズは、この開催でオール1着となり完全優勝を遂げる形となった。

エレセ・アンドルーズ インタビュー

Q:今の気持ちを教えてください

勝ててとても嬉しいです。待つレースとなりましたが、2コーナーでタイミングを見極めて全力で踏み込んでいきました。そこからは仲澤選手、グロ選手とのバトルがとても大変でした。

Q:グロ選手が動き出すのを待っていた、そんなところはありますか?

それはありませんでしたが、私が動き出そうとしていたところで、グロ選手も同時に動いた形になりましたね。最終周回の2コーナーからは本当に全力でした。

Q:気を付けていたことは?

初日にグロ選手が囲まれて出られなかったようなレースになったのですが、そういった位置に自分を置かないことです。

マチルド・グロ インタビュー

難しいレースでした。仲澤選手が2番手、そして私の後ろにはアンドルーズがいました。仕掛けるのが遅過ぎてもいけないし、早すぎてもいけない。仲澤選手が少し動きだしたかなと思ったので我慢できずに位置を上げていきましたが、もう少し待っても良かったかもしれません。

仲澤春香 インタビュー

やはり自分の脚力が足りていません。今回の展開であれば、グロとアンドルーズが外を走っていたので、自分が勝てる展開でした。実力不足です。とにかくスピードを上げていかないといけません。課題は明確なので、もう一段階、変えていけないといけません。

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「競輪ワールドシリーズ」とは?

1982年より「国際競輪」としてスタート、2009年より「短期登録制度」として行われていた外国人選手招聘レース。新型コロナウイルス感染症の影響などもあり2020年度以降中断されていたが、7年の時を経て復活する。

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