6月12日より静岡県・伊豆ベロドロームで開催されている『2026全日本選手権トラック』。大会も3日目を迎え、日に日に盛り上がりは高まっている。本記事では、大会3日目に実施された女子スクラッチの様子をお伝えする。
スクラッチとは?
トラック40周・10kmを走り、その順位を競う種目。
出走はHPCJC-BRIDGESTONE ANCHORの内野艶和、水谷彩奈、TEAM Yumiの梶原悠未、鹿屋体育大学の淵稟碧の4人。少人数となったことで、選手がお互いの動きを把握しやすい状況でのレースとなった。
特にこの2日間、タイトルをかけて争ってきた梶原と内野の2人は常にお互いの位置を確認し合いながら、膠着状態のまま周回を重ねていく。
レースが大きく動いたのは残り2周。コーナーでバンクの外へ膨らんだ内野、梶原、淵に対し、内側をついて抜け出たのは水谷。
水谷と後ろ3人の距離が少し離れたところで、水谷が一気にアタック。内野が後方の位置を確認しようと目線を外していたこともあり、反応がやや遅れてしまう。
最終周に入り、内野、梶原が懸命に追うものの、水谷との距離を埋めることはできずに逃げ切っての1着。
じれる展開のなかで一瞬の隙をついた水谷が、自身初となるエリート個人種目タイトルを日本一をかけた舞台で獲得した。
女子スクラッチ リザルト
| 順位 | 選手名 | 所属 |
| 1位 | 水谷彩奈 | HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR |
| 2位 | 内野艶和 | HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR |
| 3位 | 梶原悠未 | TEAM Yumi |
水谷彩奈インタビュー
Q:初めての個人タイトル、チャンピオンジャージですが、感想はいかがですか?
正直、実感はまだ湧いていません。ただ表彰台の1番上に立てたことは嬉しく思います。
Q:レースを振り返っていかがですか?
内野さんと梶原さんがお互いを見合っているのはわかっていました。なのでどこかでタイミングを見計らって隙をつければと考えていました。
Q:中長距離女子を代表する2人に勝ち、日本一のタイトルを獲りました。自信につながるのでは?
正直に言えば、今回はたまたまだと思います。普段一緒に練習しているからこそ、2人の強さも知っていますし、まだまだ自分がもっと強くならなくちゃいけないと感じています。
Q:今後の目標を教えてください。
ナショナルチームも全員でもっと強くなっていかなければと思うので、私たちが成長してチーム全体の底上げになれば良いと思います。8月にはインカレもあるので、まずはそこを目指して頑張っていきます。
