日本自転車競技連盟より、2025-2026ジュニア強化指定選手(トラック競技)の募集要項が発表された。
自転車トラック競技の未来を切り拓く選手たちを募る。
募集期間は11月9日までで、12月に選考合宿が予定されている。
ジュニア育成強化事業強化指定選手募集要項
募集対象となるのはトラック競技で実績のある2008、2009年生まれの男女。応募にはしかるべき組織からの推薦か、公式競技大会において参考タイム相応の記録を持つことが必要とされる。
短距離は男女各4人、中長距離は男女各5人程度を強化指定選手とすることを想定しており、12⽉19⽇〜12⽉22⽇のトレーニング&選考合宿ののち、複数回の合宿を経てアジア選手権やジュニア世界選手権に送り出す予定だ。
参考タイム
| 種目 | 短距離 | 中長距離 | |
| 男子 | 250mTT(スタンディング) | 19秒40 | – |
| 200mFTT | 10秒90 | 11秒30 | |
| 1kmTT | 1分5秒90 | 1分7秒70 | |
| 3km個人パシュート | – | 3分28秒10 | |
| 女子 | 250mTT(スタンディング) | 21秒40 | – |
| 200mFTT | 12秒40 | 12秒70 | |
| 1mTT | 1分15秒00 | 1分18秒00 | |
| 3km個人パシュート | – | 4分00秒00 |
参考タイムに関しては昨年と同様ではあるが、女子では大会での実施種目の変更にあわせ、「500mTT→1kmTT」「2km個人パシュート→3km個人パシュート」に変更となっている。
必要とされる、未来に向けた底上げ
先日までチリで開催されていた『2025世界選手権トラック』には、ジュニア時代からトラック日本代表に選出されてきた中石湊が出場。若手の活躍・台頭による競争の激化は、チーム全体を底上げするための大きな要因のひとつとなることは間違いない。若い競技者の存在や活躍は、競技環境全体への利益にもなりうるだろう。
自転車競技連盟の提示する条件は厳しいが、「我こそは」と感じる選手の応募を心待ちにしたい。
そして、その選手たちの成長・活躍をじっくりと見守っていきたい。