準決勝 強い選手が着実にファイナル進出
2組6人ずつ、各組3着までが決勝へと進む準決勝。太田は以下のメンバーとのレースとなった。
| 名前 | 国 |
| ミハイル・ヤコブレフ | イスラエル |
| トム・デラシェ | フランス |
| 太田海也 | 日本 |
| ジェフリー・ホーフラント | オランダ |
| マテウス・ルディク | ポーランド |
| サム・デイキン | ニュージーランド |
デイキン→ルディク→デラシェ→太田→ヤコブレフ→ホーフラントの順で周回を重ねる選手たち。後方に強い選手が集まったため、全員がキョロキョロと後方の動きに注意しながらレースは進む。
ペーサー退避となる、残り3周。4番手の太田が前との距離を大きく開けたところでぺーサーが退避すると、その瞬間に先頭のデイキンが逃げていく。
残り2周半でヤコブレフが動くと、ホーフラントも続き、太田も外に出て動きだしていく。
最終周回はヤコブレフ→ホーフラント→デイキン→太田の順。ラスト半周でホーフラントと太田が追いこんでいくと、最後は前の3人横並びでフィニッシュ。1着ヤコブレフ、2着ホーフラント、3着に太田となり、強豪選手と呼ばれる選手たちが着実に勝ち上がりを決めた。
頂上決戦の決勝
2025年の頂上決戦に名を連ねたのは、太田を含む以下の選手たち。
| 名前 | 国 |
| ミハイル・ヤコブレフ | イスラエル |
| ハリー・ラブレイセン | オランダ |
| 太田海也 | 日本 |
| レイ・ホフマン | オーストラリア |
| ケビン・キンテロ | コロンビア |
| サム・デイキン | ニュージーランド |
太田にとって初めての世界選手権の決勝。ここまでの戦いで強さは十分に証明し、メダル獲得に期待が掛かる。
誰が勝っても不思議ではない強力な6人が走り出した。
レース序盤は太田→ラブレイセン→ヤコブレフ→ホフマン→キンテロ→ホーフラントの順で、緊張感を帯びながらスピードを上げていく。
ペーサー退避を前にした残り4周、早くも最後尾のホーフラントが位置を上げていくと、その後ろにホフマンも続いていく。残り3周ではホーフラントが先頭、内に太田、外にホフマンが並走、ラブレイセンは距離を開けて4番手。
残り2周半でホフマンが前に出ようと仕掛けたところで、そのタイミングに合わせて動いたのは4番手のラブレイセン。5番手のヤコブレフ、キンテロもこの動きに続いて加速していく。
残り2周。ラブレイセンが先頭に出て先行。そして太田は最後尾まで位置を下げてしまう。逃げるラブレイセンを2番手で追うのは並走するホフマンとヤコブレフ、その後ろにホーフラントとキンテロが横並び、最後尾に太田となって最終周回へ。
先頭のラブレイセンがスピードを落とすことなく突き進む中、まずはヤコブレフが少しずつ推進力を失っていく。そしてホーフラントが外に持ち出すと、空いたスペースに入り込んでいったのは太田。
残り半周。ラブレイセンが単独トップとなり、逃げ切り濃厚に。
ホフマン、ホーフラント、太田が2~4着争いに入る。
最終ストレートを押し切ったラブレイセンが1着。その後ろはホフマン、ホーフラント、最後のストレートで更に加速した太田が僅差のフィニッシュ。
2着にホフマン、3着にホーフラント、太田は僅かにメダルに届かず4着となった。
| 選手名 | チーム | ||
| 1位 | ハリー・ラブレイセン | LAVREYSEN Harrie | オランダ |
| 2位 | レイ・ホフマン | HOFFMAN Leigh | オーストラリア |
| 3位 | ジェフリー・ホーフラント | HOOGLAND Jeffrey | オランダ |
| 4位 | 太田海也 | 日本 |












