10月22日よりチリ・サンティアゴを舞台に、開幕した『2025世界選手権トラック』。
初日に行われた女子スクラッチはロレナ・ヴィーヴェス(オランダ)が2024大会に続いて2回目、2連覇を達成。日本からは池田瑞紀が出場し14位となった。
10km・トラック40周。池田をはじめ直近の『グラベル世界選手権』で虹色のジャージ・アルカンシェルを手にしたロレナ・ヴィーヴェスら24人がエントリーした。
レースは大きなアタックがなく、それぞれの選手たちが様子を見ながら進む。
大きな動きは残り7周。オリビア・バレイシュテ(リトアニア)がアタックし、単独で抜け出していく。
残り5周で後続の集団がスピードを上げて追い上げていくと、マリオン・ボラス(フランス)が先頭へ。バレイシュテは集団に吸収されてしまう。
残り1周。縦長になっていく集団で一気に加速して前に出ていったのはアマリー・ディデリクセン(デンマーク)。そしてその後ろからは昨年のチャンピオン、ロレナ・ヴィーヴェス(オランダ)が迫る。
最終ストレートではヴィーヴェスとディデリクセンのスプリント勝負となったが、最後に僅差で差したヴィーヴェスが先着。2年連続となる2回目のスクラッチ世界チャンピオンの座を得た。
池田は残り3周から、位置を確保することができずに後方で走ってしまう展開。最後には大外から順位を上げたものの、14位という最終結果となった。
選手名 | チーム | ||
1位 | ロレナ・ヴィーヴェス | WIEBES Lorena | オランダ |
2位 | アマリー・ディデリクセン | DIDERIKSEN Amalie | デンマーク |
3位 | プルーデンス・ファウラー | FOWLER Prudence | ニュージーランド |
14位 | 池田瑞紀 | 日本 |
ロレナ・ヴィーヴェス選手 コメント
勝つのはかなり難しかったです。最後の4周では勝てるのかな?と思いましたが、ディデリクセンを上手くかわせました。グラベルもトラックも、と多種目に携わる中でのレースは難しいと思っていましたが、とても早く順応できているので、今回の勝利はとても嬉しいです。