最強のオランダが3連覇達成 日本は5位

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ハリー・ラブレイセン選手インタビュー

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左:ハリー・ラブレイセン

Q:プレッシャーはありましたか?

第2走はライバルといわれているマシュー・リチャードソンとの戦いで注目されることからプレッシャーはありました。でもやるべきことを行って、金メダルを獲得できたことを嬉しく思います。

Q:何個目の金メダルになりますか?

この種目には8回世界選手権に出場していて、金メダルは7個目なんです。一回だけ獲れなかったことがあります。

Q:今大会はあと3種目。ケイリン・スプリント・1kmとエントリーしていますが、もちろんここでも金を狙いますよね?

もちろんです。来年からはオリンピック種目に集中する予定で、1kmは今年がラストチャンスになると思います。全てで金を狙います。

Q:いつまで現役を?ロサンゼルスオリンピックは目指しますよね?

いつまでかは今は決めていませんが、まずはLAを目指しますよ。

長迫吉拓選手 インタビュー

Q:レースを終えて、率直な思いを聞かせてください。

イギリスのメンバーチェンジがあったり、他の国も強化が進んでいる中で、チーム全体のタイムもそうですが、一走のタイムも17秒2は当たり前になってきています。ここから、もうひとつレベルを上げていかないと、そう感じています。去年の世界選手権はオリンピック直後ということもあり、今考えればすごくラッキーだったのかなと思います。

Q:今日の走りをご自身で振り返ってみていかがでしたでしょうか?

悪い感じではなかったのですが、レースというプレッシャーなどがある中で、思った以上に伸びなかったです。ただ、16秒を出せる人はこの舞台でも出せると思うので、自分が弱かったなという感じです。

Q:チームワークの部分での課題もあったでしょうか?

1人が良くてもダメだし、逆に1人の失敗を補えるのがチームスプリントだと思っていますが、3走をバックアップするというのは難しいところではあります。ただ、オリンピックの時は自分が失敗しましたし、誰かが失敗する可能性はあります。だからこそ、毎日顔を合わせて練習するなかで、危機感を持ってやっていくということが大切だと感じています。

Q:これを糧に、ステップアップをしていく手応えは?

イギリスもオランダも、すごく強いことは間違いないです。ただ、僕たちもそこにいけるはずです。もう少し待っていて欲しいです。

太田海也選手 インタビュー

Q:残念ながら、1回戦で敗退という結果となりました。

欲を言えば、最後まで(小原に)ついてもらう形でオーストラリアとの勝負をしてみたかったという気持ちはあります。ただ、誰かが不調な時でも、エースとして補えるだけのポテンシャルがあれば良いだけの話なので、自分にそれだけの力がないというのは情けないです。もっと上を目指してトレーニングしていくしかないと思います。

Q:前年銅メダルを手にしたこのチームスプリント。どのような思いで迎えたのでしょうか?

去年より良いメダルを、という気持ちで挑みました。その分、悔しい気持ちがすごく大きいですが、感覚としては悪くなかったです。個人のタイムを見ても、予選は12秒3に近いタイム、2本目(1回戦)も12秒1というタイムを出せましたし、体は動いていると思います。個人種目に向けて、ポジティブな面を見て迎えたいなと思います。

Q:連携の部分で課題が浮き彫りとなってしまうような形でした。

日頃から連携を密に取って練習していれば、もっと違ったのかなとは思います。練習の面から、もっと見直していきたいです。

Q:さらに上を目指す手応えは得られましたか?

個人だけの感覚では難しいところもありますが、自分がラブレイセンやリチャードソンよりも速いタイムで走れるようになれればと思っています。

Q:2日目以降、個人種目も続いていきます。

2走してすごく体が軽いので、これからしっかりとケアをして、万全の状態で2日目を迎えられたと思います。

小原佑太選手 インタビュー

Q:レースを終えての感想をお聞かせください。

本当に、チームに申し訳ない気持ちでいっぱいです。自分自身、もっと良いタイムを目指せると思っていたので、情けないです。

Q:どのような思いで、この大会に向かわれましたか?

この大会に向けて、今年1年間はチームスプリントだけに集中してやってきました。伊豆でシミュレーションをやった時はすごく楽に前につくことができたので、楽しみだったのですが、最高のパフォーマンスを出すことができなかった。すごく残念ですし、情けない思いです。

Q:最高のパフォーマンスを出せなかった原因は、現時点でどのように分析していますか?

そうですね……体調としては、日本を出る時にはすごく良い状態でした。複合的な要因だと思うので、自分の中で噛み砕いていきたいと思います。

Q:チームとして、個人として、今後何が必要となりますでしょうか?

前の2人がどんどん強くなっているので、それをしっかりと追いかけていきたいです。やるべきことをしっかりと探して、頑張っていきます。