8月22日から伊豆ベロドロームでスタートした、『2025全日本選手権トラック』。
週末にあたる大会2・3日目のお昼休みには、世界中で愛されるランニングバイク「ストライダー」を使ったイベントが行われている。
125mの真剣勝負!
東京オリンピックの舞台であり、この日もつい5分前まで日本一を懸けた真剣勝負が展開されていたバンクに降り立ったのは、小さなキッズたち。
まず挑んだのは、「ストライダートラックスタートチャレンジ」。
バンク半周、125mの真剣勝負となる。
対戦相手として登場したのは、ナショナルチーム短距離ヘッドコーチであるジェイソン・ニブレット、そして前日に実施されたチームスプリントで銀メダリストを獲得した新田祐大選手。
可愛いキッズたちの奮闘に、会場中から拍手や歓声が沸く和やかな雰囲気でレース進んでいくが、新田選手はゴール直前で子どもを華麗に差し切ってフィニッシュ!
「思わず差してしまいました 笑。勝負にムキになってるおじさんみたいでしたかね……でも、こういったイベントで子どもたちに体験してもらえるのは嬉しいですし、僕も楽しかったです。怪我には気をつけてもらいながら、明日も自転車の魅力を味わってほしいです」
5分間耐久レースでは驚きの記録が!
続いて行われたのは、5分間の耐久レース。
5分という制限時間で、どれだけの距離を走れるかという試み。
一斉にスタートを切ると、楽しそうに駆け出していく。
インフィールドで見守っている保護者の方に話を聞くと、「ものすごく感動しています!」と大興奮。
ちなみにこの日のトップ選手は、5分間で5周=1.25kmを走破。
「すごいスピードで楽しかった!」と、大満足で“優勝インタビュー”に応じてくれた。
飛び入り参加も可能!
ストライダージャパンの担当者も、「ベロドロームでストライダーに乗れるというのは初の試み。しかも、選手たちと実際に走れるというのは、すごく貴重な機会です。ぜひ、多くの人に楽しんでもらえればと思っています」と語るこのイベント。
8月24日(日)も開催予定で、特設フォームからお申し込み可能が推奨されているが、空き状況次第で当日参加も可能とのこと。
会場の外には体験ブースも
なお、会場の外には、誰でも参加可能なストライダー体験もブースも出店中。
取材したタイミングでは、お昼のイベントにも参加したご家族が体験中。
保護者の方に話を聞くと、このストライダーイベントを目的に会場に訪れたとのことで、「将来は、自転車競技の選手になってもらいたい」と話してくれた。
もしかすると何年後か、このイベントの卒業生が、日本一を懸けたレースに参加しているかもしれない。
大迫力のレースはもちろん、体験イベントも盛りだくさんの『2025全日本選手権トラック』。
ぜひ、会場に足をお運びいただきたい。