2025年5月29日より静岡県・伊豆ベロドロームで開幕した『2025ジャパントラックカップ I&II』。
ハードなスケジュールで熱戦が続く大会。最終日4日目(6月1日)には、男子中長距離3種目(スクラッチ・エリミネーション・ポイントレース)が実施された。男子中長距離種目のまとめレポートをお届けする。
男子スクラッチ
40周10kmを走り、その順位を競うというシンプルなルールで行われるスクラッチ。
予選を経て、24人が決勝に出場。
世界一の証である虹色のジャージ・“アルカンシェル”を纏い出場した窪木一茂に大きな歓声が送られる中、序盤は隊列が一列となりレースが進んでいく。
レースが大きく動いたのは残り20周ほど。
梅澤幹太、木綿崚介、山本哲央のチームブリヂストンサイクリング勢のほか、ミン・キョンホ(韓国)、コーナー・リーヒー(オーストラリア)の5人が集団から抜けだす。
残り10周を切ったところで、その5人がラップを成功させ、+1周のアドバンテージを得る。
ラップが決まったことで、また大きな集団となり残り4周。メダル争いは、アドバンテージのある梅澤、木綿、山本、ミン、リーヒーに絞られた。
残り2周ほどで一気にスピードアップしていくと、最終周回に入ったところで前に出たのは梅澤。

ミン、リーヒーも梅澤を追いかけたが、梅澤が逃げ切って1着でゴール。ナショナルチームBチームに所属する、若干20歳の新鋭がスクラッチを制した。
続いてミン・キョンホ、コーナー・リーヒーの順でフィニッシュラインに飛び込み、表彰台の面子が決まった。
順位 | 選手名 | 所属 | |
1位 | 梅澤幹太 | チームブリヂストンサイクリング | |
2位 | ミン・キョンホ | MIN Kyeongho | 韓国 |
3位 | コーナー・リーヒー | LEAHY Conor | オーストラリア |
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