女子ポイントレース
この日、女子中距離の3種目として実施されたポイントレース。
女子は25kmで実施され、最終的に「ポイント」を最も多く獲得した選手が勝利となる。
ポイントは、10周ごとのスプリント周回で1着に5ポイント、2着に3ポイント、3着に2ポイント、4着に1ポイントが与えられ、最終スプリントはポイントが2倍。また、1周追い抜き(ラップ)が成功すれば20ポイントを獲得できる。
レースは、細かいアタックが発生するも集団がそれを捕まる、という展開が続き、ハイペースで進んでいく。
そんな中、この種目でも梶原悠未とリー・ジーウィンが激しく争う形となる。
最初にリーが1着で5ポイントを獲得した後、梶原とリーがポイント周回で交互に1着を取りながら終盤までシーソーゲームが展開された。
レースの終盤、残り20周となる6回目のポイント周回を終えて、梶原悠未とリー・ジーウィンは18ポイントで並ぶ。暫定3位は離れてクラウディア・マーカス(5ポイント)。
7回目のポイント周回でリーが4着(1ポイント)を取り、梶原から1ポイント差を得て勝負は最後のポイント周回のみとなった。
最後のポイント周回は得点が2倍のため、この2人のどちらが先着するか、という勝負。
残り4周あたりから全体のペースが上がりレースの雰囲気は最終局面へと変わっていく。
残り1周半、最終盤の勝負どころで動いたのは梶原。
リーを置き去りにして持前のスピードで逃げ切ると、最後のポイント周回を1着とした。最終結果は、逆転優勝となる形で梶原がこの日2つめの金メダル(今大会通算4つめ)。2位にリー。エドワード・ソフィ(オーストラリア)が銅メダル。
順位 | 選手名 | 所属 | ポイント | |
1位 | 梶原悠未 | 日本/TEAM Yumi | 28 | |
2位 | リー・ジーウィン | LEE Sze Wing | 香港 | 19 |
3位 | ソフィ・エドワーズ | オーストラリア | 12 |
優勝:梶原悠未

Q:1日で3種目に出場、金2つと銀1つという素晴らしい結果となりましたが、振り返ってみていかがでしょうか?
戦術面、技術面、そしてフィジカルやメンタルの面でも、すごく貴重な経験と学びを得ることができました。
Q:エリミネーションは非常に強い勝ち方になりました。
3日連続のエリミネーションだったので、いろんな戦術を試しながら走れたと思います。
Q:一方、ポイントレースは僅差の勝利でした。
最後の最後までわからない接戦で、自分の力をすべて出し切って、追い込み切ることができました。
最終のポイント周回では、1位を取って優勝を狙っていました。
Q:最終日、マディソンへの意気込みを聞かせてください。
しっかりと課題を持ってレースに臨んで、チームとしてしっかりとクリアしていけるように頑張ります。
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