国内最大級の自転車トラック競技の国際大会『ジャパントラックカップ』。2025年大会が5月29日〜6月1日に伊豆ベロドロームで開催される。
この記事では大会の基本情報のほか、一部発表された出場選手情報や当日のイベントについて紹介していく。
2025ジャパントラックカップⅠ/Ⅱ
開催日:2026年5月29日(木)〜6月1日(日)
開催地:伊豆ベロドローム(静岡県)
観戦情報:5月29日(木)-30日(金)は無料。5月31日(土)、6月1日(日)はエントランスにて500円(現金のみ/高校生までは全期間無料)
大会情報ページ:https://japantrackcup.com/
5月29・30日が「ジャパントラックカップⅠ」、5月31日・6月1日が「ジャパントラックカップⅡ」。連続して2大会が実施される。
実施種目(男女共通):
短距離 | 中長距離 | |
I | スプリント ケイリン |
エリミネーション オムニアム マディソン |
II | スプリント ケイリン |
スクラッチ エリミネーション ポイントレース マディソン |
※今大会ではジュニアカテゴリーも実施予定。
そもそもジャパントラックカップって何?

佐藤水菜
世界選手権に出場する国は「必ず国際大会を1つは開催していなければならない」というルールがある。ジャパントラックカップは日本の選手が世界選手権へ出場するため、絶対に必要な大会なのだ。
とはいえ日本は島国。参加国を募るのはなかなか難しい部分もあるが、ジャパントラックカップは例年「2大会連続+1大会」の形式で、海外選手も参加しやすい条件を整えている。
2025年は4日間でジャパントラックカップのⅠとIIが連続で開催され、翌週の6月7・8日にはクラス2大会の『JICF INTERNATIONAL TRACK CUP&全日本学生選手権オムニアム大会』が開催される。若手選手がUCIポイントを獲得しつつ、実戦経験を積み、海外遠征という環境の変化を体験することができる機会となっている。
「世界チャンピオン」ついに伊豆へ凱旋

(左から)窪木一茂、佐藤水菜、山﨑賢人
2025年の「ジャパントラックカップ」は、年内最初のトラック競技大会(エリート)として開催される。
すなわち、『2024世界選手権トラック』で悲願の「世界一」を獲得した3人の日本選手が、「アルカンシェル」を着用して出場する初の舞台となる。
佐藤水菜:「女子ケイリン」世界チャンピオン
山﨑賢人:「男子ケイリン」世界チャンピオン
窪木一茂:「男子スクラッチ」世界チャンピオン
パリ五輪チャンピオンも参戦予定

エルレス・アンドリュース
先に触れたとおり、「ジャパントラックカップ」は国内外から選手が出場する国際大会。2024年大会では、マレーシアの英雄 アジズルハスニ・アワンらが参戦し、大会を盛り上げた。

エルレス・アンドリュース
なんと今大会では、『パリ2024オリンピック』女子スプリント・ケイリンの金メダリスト、エルレス・アンドリュース(ニュージーランド)が参戦予定。
女子短距離で、2024年の「世界王者 VS 五輪王者」の対決がついに実現*するかもしれない。
その他、オーストラリアやカナダなどからも海外選手が出場予定となっている。
※アンドリュースはパリ五輪後の『2024世界選手権トラック』、『2025ネーションズカップ』への出場を見送っていた。
【イベントも目白押し】ベロドロームでラジコン?長迫吉拓のコーヒー店?

▲『2025ジャパントラックカップ』ポスターイメージ
日本から誕生した3人の世界チャンピオンの走りが見られる『2025ジャパントラックカップI/II』。
その他、エリートデビューしたばかりの若手ナショナルチームメンバーや、ジュニアカテゴリーの活躍にも要注目だ。

また開催当日、会場の伊豆ベロドロームではラジコンカーレースや、特産品などの伊豆長岡の地元出店、生コン足湯やふれあい動物園など、レース観戦以外のアトラクションも満載*。大会情報ページには、「長迫吉拓選手によるスペシャルコーヒーショップ」なる興味をそそる文字も踊っている。
今年の大会テーマは「Release our LIMIT」。アトラクション面でも限界突破した、現時点ではどんな催しになるのか予測がつかないコンテンツが大充実。各イベントの詳細などは分かり次第発信していく予定だ。
ぜひチェックの上、ご来場いただきたい。
※一部イベントは土日または、土曜・日曜どちらか1日のみ実施予定。続報をお待ちください。