松田&兒島コンビが底なしの体力で優勝

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松田祥位 インタビュー

Q:金メダル、おめでとうございます。

初日・2日目とモヤモヤするようなレースが続いていましたが、兒島選手とのマディソンは楽しみにしていました。マディソンでも、上を目指していけるんじゃないかと思います。

Q:タフな3日間でしたが、調子はいかがでしたか?

そうですね……良いということがあまりなくて、悪いかすごく悪いかのどちらなのですが(笑)、チーム種目は好きですし、力を振り絞って走ることができました。だいたい2周で交代する、というこの種目の特性も、自分にとっては向いていたと思います。

Q:勝利を確信したのはどのあたりでしたか?

序盤から、カザフスタンのチームが自分たちと一緒に逃げる場面がありましたが、相手にとってはすごくオーバーペースに感じたので、その時から「もらったな」と感じていました。

ラストは、兒島選手がいい位置でバトンをもらったので全開で行って、またバトンを返してゴール。気持ちのいいレースになりました。

Q:金メダルが決まった瞬間のお気持ちは?

全力で走っていたので、「やっと終わった」という感じです(笑)

Q:5月には日本競輪選手養成所への入所も決まっています。今後に向けての思いを聞かせてください。

ロサンゼルスに向けてみんなが進化し続けています。自分も取り残されないように、強くなる方法をハングリーに探して、トレーニングしての繰り返しになると思います。その気持ちを忘れないように頑張っていきます。

(養成所入りするが)私を忘れないでください!

兒島直樹 インタビュー

Q:ハードな日程の3日間、有終の美を飾る金メダルとなりました。

松田選手とは3度目のマディソンでしたが、すごく相性が良い気がしています。走るたびにお互いのことがわかってきて、息ぴったりに走れているのがすごく嬉しいです。

Q:今日はどのような作戦でしたか?

前半休んで後半動く、という作戦をベースとしているのですが、今回も序盤は様子を見ながら進めて、中盤以降にアタックを仕掛けていく想定でした。若干仕掛けが早くはなりましたが、思い通りの展開に持ち込めたと思います。

序盤は車間が空いて無駄足を使ったりする場面もありましたが、うまく修正して、中盤以降に備えることができました。

Q:窪木一茂選手、橋本英也選手を脅かすコンビとなっている印象があります。

上の年齢の選手たちに任せっきりというのは良くないですし、彼らが現役のうちに追い越す、というのが僕らがやるべきことだと思っています。日本競輪選手養成所での訓練を経て、さらにパワーアップして戻ってきたいなと思います。

Q:これからの目標は?

特定の大会というよりは、まずは養成所に集中したいなと思っています。
養成所入りに関しては、自分の苦手なスプリントを鍛えることがひとつの目的ではあるので、強くなって、競技に活かせるようにと考えています。

松田祥位が日本勢最上位の4位を獲得 男子エリミネーション/香港インターナショナルトラックカップ II

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