2025年4月19日に開幕した『香港インターナショナルトラックカップ I/II』。
最終日、最終種目として行われた男子マディソンの模様をレポートする。
男子マディソン
2人1組のチームで、今大会は30km・120周にて実施される。
ルールはポイントレースと同様。10周ごとのスプリント周回で
1着:5ポイント
2着:3ポイント
3着:2ポイント
4着:1ポイント
が与えられ、最終的な合計ポイントが多いチームが勝利となる。1周追い抜き(ラップ)をすれば+20ポイントも可能。
日本からのエントリーはナショナルチームとして兒島直樹・松田祥位ペア、山本哲央・LIANG King Hungペア(※前日の落車で河野が走れないため急遽チームを編成:チーム名はHPCJC)、梅澤幹太・岡本勝哉(チームブリヂストンサイクリング)の3チームが出場。
全員がこの日3種目目、予選のレースを含めると5本目の出走という長い1日の締めくくりとなった。
レースは序盤にチームブリヂストンサイクリングと日本ナショナルチームが1周追い越しを成功させリードを奪う展開。
一方でカザフスタンチームもポイント周回毎に日本ナショナルチームと激戦を繰り広げていく。
勝負が決まったのは終盤。残り30周ほどで日本ナショナルチームがアタックすると、単独で集団から抜け出す。
残り20周を切ってメイン集団に追いつくと+20ポイントを獲得し、カザフスタンに20ポイント以上の大差を付ける。残り2回のポイント周回を考えても、相手を逃げさせなければ良いため、事実上の優勝が決まった。
しかし手を緩めない日本チームは最後のポイント周回も1着10ポイントを獲得。最終的に84ポイントを獲得して優勝した。
2位はカザフスタンチームで60ポイント、3位はチームブリヂストンサイクリングで47ポイント。即席ペアの山本が走ったHPCJCは-19ポイントで12位となった。
順位 | 選手名 | 所属 | ポイント | |
1位 | 兒島直樹 松田祥位 |
日本 | 84 | |
2位 | ラミス・ディンムハメトフ イリヤ・カラブトフ |
DINMUKHAMETOV Ramis KARABUTOV Ilya |
カザフスタン | 60 |
3位 | 梅澤幹太 岡本勝哉 |
チームブリヂストンサイクリング | 47 | |
12位 | リャン・キンハン 山本哲央 |
LIANG King Hung | HPCJC | -19 |