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市田龍生都 インタビュー

Q:いまの率直なお気持ちを聞かせてください。

59秒台を狙って調整してきたので、そこを達成できなかった悔しさがあります。一方で、国際大会の舞台で、自分の得意種目で優勝できたということはすごく嬉しいです。

Q:予選で自己ベストを更新する走りでした。

変なことをしなければ予選は通過できると考えていたので、予選では、体の感触やバンクの雰囲気、コンディションを把握することを考えていました。もちろん全力で駆けてはいるのですが、そういった調整の意味合いもあったなかで自己ベストを出すことができました。だからこそ、決勝では1分切りを狙って、すべてのことを出し切るつもりでやりましたが……。

Q:決勝では、いろいろなプレッシャーもあったかと思います。

直前に、ポイントレースで金が2つ続いたので、金のプレッシャーはありました(笑)。とはいえ、自分の戦いだと思って頑張りました。

Q:決勝、1km4周回のなかで、どのような展開を考えていたのでしょうか?

とにかく最初から全開で。後半にタレるとかそういったことは考えずに、瞬間瞬間で自分ができる最善を、というテーマで走りました。

Q:フィニッシュした瞬間、タイムを確認しての感想は?

めちゃくちゃ悔しかったです。自分の次に走るリュウ・シ選手が予選で59秒台を出していたので、「もしかしたら負けてしまうかも」という思いもよぎりました。ピットに戻って、「すみません、目標を達成できなかったです」と言おうとした瞬間に、大きな歓声が湧いて……自分が金メダルだという結果が出た瞬間だったですが、一瞬理解ができませんでした(笑)。

Q:初めての国際大会での優勝。どんな気分ですか?

正直、まだ実感が湧いていません。また次の機会に向けて、明日から頑張りたいという気持ちがありますが、きっと今日の夜くらいから喜びがこみ上げてくるんだと思います。

Q:今後に向けて、どのように自分を作り上げていきたいですか?

自分が掲げている目標、夢のために、一歩ずつ積み上げていければと思います。

【インタビュー】「1kmタイムトライアルが全てに繋がる」市田龍生都の流儀