乳がんの正しい知識を広め、検診の早期受診を推進することなどを目的として行われている「ピンクリボン運動」。
10月1日には、「ピンクリボンデー」として全国各地のシンボルがピンクにライトアップされるなど、啓発のためにさまざまな試みが実施された。

検診車配備も実施する“JKAの補助事業”

競輪・オートレースの収益の一部は、社会貢献のための資金として還元されていることをご存知の方も多いだろう。
その「JKAの補助事業」のなかでも、がんなどの病気の早期発見を目的とした“各種検診車”の支援は、積極的に支援が実施されている分野のひとつ。

2024年度 公益事業振興補助事業 採択事業一覧」を見ると、2024年度は検診車・診療車をあわせて54件が補助事業として採択され、じつに11億超の補助金が交付されている*。

*「2024年度 公益事業振興補助事業 採択事業一覧」 / 「【公益の増進】医療・公衆衛生(検診車・診療車等の整備)」の項目より

JKAの補助事業は、機械工業の振興を目的とした「機械振興補助事業」と社会福祉などに役立つ「公益事業振興補助事業」の2つに大きく分けられる。その「公益事業振興補助事業」のなかで「検診車・診療車等の整備」は最も多くの補助金が交付されている分野で、乳がん検診にまつわる「マンモグラフィ検診車の配備」も2024年度だけで大阪・島根・山口・沖縄の4地区の申請が採択されている。
多くの地域で乳がんをはじめとしたがん検診車が配備され、検診の普及に一役買っている形となる。

なお、2025年度の「検診車・診療車等の整備」の申請受付は11月1日まで。

ぜひ検診を。そして“ロゴ”にもご注目を

前述のとおり、10月は「ピンクリボン月間」。全国のさまざまな地域で、乳がん検診車での検診が受けられるイベントも実施されている。もしかすると、その検診車が「JKAの補助事業」によって配備されたものかもしれない。
ぜひこの機会に検診を受けていただきつつ、「JKAの補助事業ロゴ」がないかも注目いただきたい。