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太田りゆ スピーチ全文
2人からのコメントの後、太田がスピーチを披露。
感極まり、言葉に詰まるシーンもあった。
「今日はこのような時間を作っていただきありがとうございました。競技者として8年間、たくさん応援していただいて……(言葉に詰まる)
ブノワ(・ベトゥ/テクニカルディレクター)とジェイソン(・ニブレット/短距離ヘッドコーチ)、チームのスタッフ、今日ご来場されている方、来られなかったファンの皆さんも含めて、温かい声援をたくさんいただけました。
競技生活はいいことばかりではなかったですが、皆さんの声援のおかげで幸せに、楽しくやれました。
今日、こうしてたくさんの方に温かく送っていただけることを、本当に幸せに思います。
なにもない状態でしたが、HPCJC、ナショナルチーム、各スポンサーの方のおかげで、人としても競技者としても、素晴らしい経験ができました。夢見たオリンピックの舞台でも、全力を出して走ることができました。
やり切ったと思って、清々しい気持ちでナショナルチームを卒業します。
これからは、デビュー以降初めて競輪に集中する時が来ます。皆さんの前で走る機会も多くなりますので、これからも変わらず応援に来ていただけたらと思います。
そして、日本代表・自転車競技チームのこともたくさん応援していただいて、今まで以上に自転車競技を盛り上げていけたら嬉しいです。
今日は本当にありがとうございました」
スピーチの後は、会場に集まった観客とともに記念撮影を実施。
連日『2024全日本選手権トラック』の激闘が繰り広げられている伊豆ベロドロームだが、感動的な一体感に包まれ、セレモニーは幕を閉じた。
自転車競技はこれで引退となるが、今後も太田りゆの活躍に期待したい。