日本から13選手が出場する、パリオリンピック自転車トラック競技。競技は8月5日(現地時間)からスタートし、初日・2日目はチーム種目を中心にレースが実施される。
女子チームパシュートの予選が実施される8月6日、そのチームメンバーの1人が20歳の誕生日を迎える。
池田瑞紀、パリで20歳に
2004年8月6日生まれの池田瑞紀。高校3年生の終わりごろにトラックナショナルチーム(エリート)に入り、本格的な強化をスタート。本来なら2028年のロサンゼルスオリンピックを狙う世代ではあったが、「チームパシュートでパリに出られる可能性がある」ということで2年でチームの土台を作り上げ、思ったより早い「出場」を勝ち取った。
2024年8月6日は、そんな彼女の20歳の誕生日。この日はチームパシュートの予選ラウンドが行われる。
ワールドワイドコミュ強池田
池田のキャラクターを簡単に言うと「いちいちリアクションデカくておもろい子」という感じ。その様子はMore CADENCEが行った無茶振り企画「ドリアンを食せ」と「1kmTT絶叫解説」を見ていただければわかりやすいだろう。
同級生で、チームメイトでもある垣田真穂とはタレント発掘事業に参加していた頃からの仲。この2人が一緒にいると「この子たちずっと笑ってる……」という感じで「箸が転がるのも可笑しい年頃」とはこういうことか、と思わされる。
そしてそのスタイルは、外国人相手にも発揮される。5月に行われたジャパントラックカップの際、池田はチームメンバーの都合上外国の選手とペアを組んでレースを行ったが、表彰待ちの時間にずーっと仲良く喋っている。
「英語そんなにできたの!?」と思いきや、よく様子を伺うとお互いにカタコトの英語で、それでもずーっときゃいきゃい喋っていた。リアクションが大きいから、相手にも意図が伝わりやすいのだろう。ワールドワイドコミュ強池田である。
ストイック池田
……と、とっても軽やかな愛すべきキャラクターだが、根はすごく真面目。
「あの人は◯分間(先頭を)牽いてたのに、自分がそれより短いとダメじゃん」と自分を追い込み、自分で自分にプレッシャーをかけまくってしまうタイプ。
しかしそのストイックがあったからこそ、掴み取れたパリオリンピックの舞台である。2024年8月6日が池田にとって「最高の誕生日」となることを祈りたい。
レースは現地時間8月6日17:30から
女子チームパシュート予選は現地時間で8月6日の17:30からスタート。日本では日付が変わって8月7日の0:30からとなる。レースの模様はTVerでも視聴可能なので、ぜひチェックしていただきたい。
改めまして池田選手、誕生日おめでとうございます!チームパシュート、うまく行きますように!