7月26日より開幕したパリオリンピック。大会11日目の現地8月5日より、ついに自転車のトラック競技がスタートする。
現地8月5日の開催種目は

・女子チームスプリント 予選〜決勝
・男子チームパシュート 予選
・男子チームスプリント 予選

の3種目。

どこに注目で、なにに期待ができるのか。
今後は1日ごとにトラック競技の見どころを紹介していく。

男子チームパシュート 予選

日本時間:8月6日 00:27〜
日本人出場予定選手:(想定される並び順に記載)中野慎詞、今村駿介、橋本英也、窪木一茂

チームジャパン(トラック)の初陣を飾るのは、男子チームパシュート。
予選はタイムトライアル方式で実施。出場10チーム中、上位8チームが1回戦に進出でき、そこからは2チームの先着対決となるルール。
空気抵抗を減らすための一糸乱れぬ隊列など、チームワークに注目して欲しい種目。

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見どころポイント⇒日本記録の更新なるか?

この種目の見どころはオリンピックならではのチーム編成となった日本チームのタイム。

現日本記録は3分48秒127(2024年3月)に記録。選手が代わり、自転車が代わり、着る服もオリンピックの仕様になり、オリンピックに向けて調整してきた日本チームのタイムがどうなるのか、その点が見どころとなる。日本記録を更新することができれば、予選突破の8位には入ることが予想される。

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男子チームスプリント 予選

日本時間:8月6日 02:09〜
日本人出場予定選手:(想定される並び順に記載)長迫吉拓、太田海也、小原佑太

3人でトラック3周のタイムを競う種目。

スタートは3人同時、1人が1週ずつ先頭を走り、風よけの役目を終えた選手は離脱していく。最後に残った選手がフィニッシュラインを通過したタイムがチームのタイムとなる。

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オリンピックならではの勝ち上がり

予選はタイムトライアル方式で実施。出場は全8チーム。全てのチームが1回戦に進出でき、そこからは2チームの先着対決となる。ただし、予選のタイム次第では強敵とぶつかってしまう。(例:1位 vs 8位、2位 vs 7位)

1回戦の勝ちチームのうち、全体のタイムで1番目と2番目が金メダルマッチへ、3番目と4番目が銅メダルマッチへと回る。

予選のみの初日だからこその2要素

見どころ①⇒予選の日本チームのタイムと順位

見どころ②⇒他の強豪のタイム

1走・長迫、2走・太田海也、3走・小原の布陣で挑む日本チームは、今年の『ネーションズカップ』で2大会連続銀メダルを獲得。

見どころは日本記録の更新の有無(2023年2月に樹立、同メンバーで42秒742)。この予選で好タイムを出すことができれば翌日のレースに良いイメージで臨めることに加えて、相手の国にプレッシャーを与えることができる。だからこそ予選のタイムは勝ち負けこそないが大事な要素。

そしてオランダ、オーストラリア、開催国フランス、オリンピックに強いイギリス、アジアのライバル中国、この辺りのチームとのタイム差が見どころとなる。

メダル獲得に向け、好スタートを切りたい。

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