オランダ自転車競技連盟はパリ2024オリンピックに出場する自転車競技 代表選手団を発表。本記事では、トラック競技の代表選手をご紹介していく。

KNWU / オランダ自転車競技連盟(2024年5月31日)

【トラック】オランダ代表選手団

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代表選手 出場予定種目
トラック短距離 男子 ハリー・ラブレイセン スプリント / ケイリン
チームスプリント
ジェフリー・ホーフラント スプリント / ケイリン
チームスプリント
ロイ・バンデンバーグ チームスプリント
女子 ステフィー・ファンデルピート スプリント/ ケイリン
チームスプリント
ヘッティ・ファンデルヴォウ スプリント/ ケイリン
チームスプリント
キーラ・ランベリン チームスプリント
トラック中長距離 男子 ヤン ウィレム・ファンシップ オムニアム/ マディソン
ヨエリ・ハビック マディソン
女子 マイケ・ファンデルドゥイン オムニアム/ マディソン
リサ・ファンベル マディソン

各国出場枠数 参照:PARIS 2024 – OFFICIAL DOCUMENTS(UCI)

トラック男女:UCI – Qualifying places as of 17.05.2024 – Men & Women

短距離

トラック短距離男子といえばオランダ。不動の王者として長年君臨している超強豪国だ。

世界選手権スプリント5連覇のハリー・ラブレイセン、1kmTTの現世界記録保持者(2024年7月現在)であるジェフリー・ホーフラント、チームスプリントのアルカンシェルに何度も貢献してきたロイ・バンデンバークの3選手。東京2020オリンピックを制した盤石の布陣でパリへ乗り込む。

一方の短距離女子は、全員がオリンピック初出場となる若手中心のチーム。若手といえど、『2024ネーションズカップ第3戦』のチームスプリントを制すなど、世界トップレベルの実力を擁する選手たちだ。

男子

出場枠獲得種目:スプリント、ケイリン、チームスプリント
選出メンバー:ハリー・ラブレイセン、ジェフリー・ホーフラント、ロイ・バンデンバーグ

女子

出場枠獲得種目:スプリント、ケイリン、チームスプリント
選出メンバー:ステフィー・ファンデルピート、ヘッティ・ファンデルヴォウ、キーラ・ランベリン

【注目選手】ハリー・ラブレイセン

主な成績

開催年 大会 結果
2024 ネーションズカップ第3戦 ケイリン優勝
スプリント優勝
チームスプリント優勝
UECヨーロッパ選手権 ケイリン優勝
スプリント優勝
チームスプリント優勝
2023 世界選手権 スプリント優勝
チームスプリント優勝
2021 東京オリンピック ケイリン3位
スプリント優勝
チームスプリント優勝

トラック男子短距離で長年不動のチャンピオンとして君臨する1997年生まれの選手。

度重なる負傷により幼少期から打ち込んでいたBMXレーシングの道を諦め、18歳からトラック競技に転向したラブレイセンは、デビュー3年目の世界選手権で自身初のアルカンシェル(チームスプリント)を獲得。

(左から)ジュフリー・ホーフラント、ハリー・ラブレイセ、ロイ・バンデンバーグ、マティエス・ブフリ

自身23歳で迎えた東京2020オリンピックには、アルカンシェル3枚をひっさげての出場を果たし、金2枚・銅1枚という快挙で大会を締め括った。

その後も大舞台での勝利を重ね、絶対王者としての地位を確固たるものにしてきたラブレイセン。2024年に自身が出場した*オリンピック選考大会では、全種目で優勝する好調ぶりを見せている。

パリ2024オリンピックでは下克上を狙う他国のライバル達を相手に、東京大会であと一歩届かなかった悲願の3種目制覇を目指す。

オリンピックポイントを獲得できる大会。2024年ではネーションズカップと大陸選手権が対象。

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スプリント5連覇のラブレイセン「中野浩一の10回まではできないよ」 男子スプリント/2023世界選手権・グラスゴー大会

中長距離

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