中野慎詞と太田海也が躍動 男子ケイリン

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銀メダル獲得・中野慎詞選手インタビュー

緊張しました。去年のネーションズカップはすごく追い込まれた、不安要素も大きかったのですが、今回はワクワクするような緊張でした。その点は成長を感じましたし、楽しんでレースができたと思います。

優勝を狙って勝つつもりで走りましたが、アジアのアワンに負けたということがやっぱり悔しいです。次のアジア選手権でしっかりリベンジしたいと思います。

決勝戦こそ伸びが足りない、力不足なところがありましたが、予選・準決勝ともに捲りのような形での勝利でした。(バンクの特性的に)伸びないというよりは、力不足だったかなと思います。

去年の世界選手権で、世界の選手に力で負けていることを実感しました。ジェイソン(・ニブレット)コーチと話し合いながら、沖縄合宿から良い数値を出せて、成長を感じていました。「去年よりも強い自分で臨めている」ということで、自信は持っていました。

でも2位という結果で、すごく悔しい思いをしました。次はアジア選手権とネーションズカップ第2戦香港、金メダルを狙って戦っていきたいと思います。明日もスプリントがあるので、勝ち上がっていけるよう頑張ります。

銅メダル獲得・太田海也選手インタビュー

2023シーズンの世界選手権での失敗や、これまでの経験を元にシミュレーションして、予選から「負ける気がしない」と思えるくらいのイメージができていました。予選、準決勝と良い走りができましたが、決勝は誰が勝ってもおかしくないメンバー。その中で良い走りができるようにイメージする必要があったと思います。

決勝でセオリーではない動きをされた時、対応がうまくできませんでした。そういうことはケイリンである以上起こり得ることですが、そういう状況でも金メダルを獲れるような脚をつける必要があるなと感じました。

アジア競技大会でアジズルハスニ・アワン選手と戦ってから「自分の戦い方」を少し見失っていた部分がありました。苦しい期間を過ごしてきましたが、成長も感じます。成長を感じてはいるけれど、それでもアワン選手にまだ届かない。悔しいですが、この課題を活かしていきたいと思います。

【金メダル獲得】死闘を制した太田海也が優勝 男子スプリント/2024トラックネーションズカップ第1戦 オーストラリア

【銀メダル獲得】パリ2024に向け好発進 男子チームスプリント/2024トラックネーションズカップ第1戦 オーストラリア