『ジャパントラックカップII』、最終日となった11月18日の女子ケイリンで、太田りゆが会心の走りを見せて、3日間の最後で優勝を飾った。

『ジャパントラックカップ』は伊豆ベロドロームで開催されるトラック競技の国際大会。3日間の大会最終日の11月18日、女子ケイリンが開催された。

大会初日で優勝した佐藤水菜に加え、太田りゆ、梅川風子、久米詩、そのほか海外からの選手、日本競輪選手養成所の候補生などが出場した。

決勝

1回戦→決勝の順で進んだ本大会。決勝に勝ち進んだメンバーは以下の通り。

佐藤水菜(チーム楽天Kドリームス)
太田りゆ(チームブリヂストンサイクリング)
イェン・チョーユ(香港)
梅川風子(チーム楽天Kドリームス)
エン・ジーウィン(香港)
小原乃亜(HGU)

佐藤、小原、エン、太田、イェン、梅川の並びとなった隊列。ペーサー離脱の残り3周のタイミングで梅川が先頭へ。2番手となった佐藤が大きく車間を開けてレースは進む。

残り1周半、5番手の太田が一気に前へと加速し、先頭に立つ。

大きく先行することに成功した太田、その後ろからは佐藤、梅川が追っていく。

脅威の加速を見せる佐藤が距離を詰めていくと、最終ストレートでは遂に横並びとなり、太田と佐藤がほぼ同時にフィニッシュラインを駆け抜けた。

写真判定の結果、僅差で先着を決めたのは太田りゆ。3日間の開催で初となる優勝を決めた。

順位決定戦

酒井亜樹、仲澤春香、リザンヌ・ウィルモット(カナダ)、久米詩、タン・フォエビ(香港)、チン・インシャン(香港)の順で周回が重ねられる。ペーサー離脱のタイミングで仲澤が前に出る。残り2周、仕掛けてきたのは久米。更に酒井が並びかけ、一度は酒井が失速したかと思いきや、最後に再び伸びて酒井が1着となった。2着久米、3着仲澤。

順位 選手名 所属
1位 太田りゆ チームブリヂストンサイクリング
2位 佐藤水菜 チーム楽天Kドリームス
3位 梅川風子 チーム楽天Kドリームス

最終リザルトPDF

太田りゆインタビュー

1/2 Page