「UCIトラックチャンピオンズリーグ」の第3戦、レース前は暫定総合トップだった橋本英也だが、第3戦ではスクラッチで5位。そしてエリミネーションでは17位としてしまい、総合順位を3位として、10日(金)から始まる終盤戦を迎えることになった。

橋本英也のレースを中心に第3戦をお伝えする。

2023年11月4日に実施された「UCIトラックチャンピオンズリーグ第3戦」。ここまでの2戦を終えてのポイントリーダーの証「ブルージャージ」を着てレースをスタートしたのは以下の4人。

男子短距離:ハリー・ラブレイセン(オランダ)
男子中長距離:橋本英也(日本)
女子短距離:エルレス・アンドリュース(ニュージーランド)
女子中長距離はケイティ・アーチボルド(イギリス)

短距離はケイリンとスプリント、中長距離はスクラッチとエリミネーションが実施される。

第2戦を終えて、男子中長距離で暫定トップを守っているのは日本から参加している橋本英也(59ポイント)。暫定2位のディラン・ビビック(カナダ:56ポイント)とは僅差のため、この開催ではトップ2の勝負がどうなるのかに注目が集まった。

スクラッチ:積極的にレースを作る橋本

レースは5km、20周の先着争い。通常ならば40周だが、今大会のスクラッチは半分の距離ということもあり、集団のスピードは自然と上がっていく。残り4周を切って、集団がけん制し始めるタイミングで先頭に立ったのは橋本。残り3周でロイ・エイフティングが先頭に出ると、車間を開けて2番手で駆け抜けていく。

残り2周を切って橋本が仕掛けていくと、先頭になって迎えた最終周回。

橋本が内側で粘りながら走るが、外からは橋本と総合争いをしているビビックに加えてツーア・デンス(ベルギー)、マティアス・ギルメット(カナダ)、ウィリアム・ティドボール(イギリス)、ジュールス・ヘスタース(ベルギー)が橋本を追い抜いていき、ビビックが1着。橋本は6着となった。

この結果、ビビックが橋本を逆転し、76ポイントで暫定トップの位置を得る。橋本は10ポイント加算となったものの、総合を69ポイントとして、暫定2位でエリミネーションへと臨む。

男子スクラッチ結果

エリミネーション:まさかの展開

7ポイント差となり、総合トップを一時的にビビックに譲った橋本。2周に1人、最後尾の選手が除外されていくエリミネーションでは、第2戦同様に巻き返しを図る(※第2戦では橋本がこの種目で2位となり、再び逆転をした)。

最初の1周はニュートラルラップで、勢いをつけて良い位置を確保する周回。橋本は集団前方の内側となる。除外周回に入ると、集団の前方から後方に徐々に下がっていってしまう橋本。位置を下げてしまったために、前方は人の壁となり、前に出れない状態となる。

それでも除外を避けようと、内側から自転車を突っ込んでいく橋本。だが外側の選手たちがホームストレートで踏み込んで位置を上げていったため、最初の除外周回で最後尾となってしまった。リーダージャージを着る橋本が最も早くに除外されてしまう事態となった。

一方、橋本とトップ争いをするビビックは、このエリミネーションでも最後まで生き残り1位とし、第3戦で合計40ポイントを加算することに成功した。橋本は第3戦で10ポイント獲得をしたものの、ビビック(カナダ)が96ポイントで首位、続いてへスタース(ベルギー)が70ポイント、3位が橋本で69ポイントとした。

男子エリミネーション結果

第3戦を終えて橋本はトップと27ポイント差の3位。残すはロンドンでの第4戦と最終戦のみとなった。橋本英也の巻き返しに期待したい。

橋本英也 レース後コメント

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